ポルシェ特有のダイナミクスと高い効率性を兼ね備える? 多くの人が不可能だと言いました。一方で、勇気ある挑戦だと答える人もいました。
Design .
パナメーラを開発するにあたり、私達は早い段階から一つのことを自らに問い続けました。「スポーツサルーンにも、サルーンのような外観を取り入れるべきか」と。パナメーラは、この問いをはっきりと否定します。3つのバリエーションによって。
Bodywork.
パナメーラ、パナメーラ エグゼクティブ、そしてパナメーラ スポーツ ツーリスモ。どのモデルもシルエットとプロポーションはまぎれもなくポルシェであり、高いスポーツ性と流麗なライン、明確な輪郭、みなぎる力感を全身にまといます。
ロングホイールベースに加え、フロントのオーバーハングを短くし、リアのオーバーハングを長くすることで外観にさらなる力強さを演出。エッジの効いたサイドのデザインは、ポルシェ特有の引き締まったラインと軽快さを生み出しています。
パナメーラ エグゼクティブモデルは、スポーツ感覚あふれるドライビングとリアコンパートメントの快適性を併せ持ちます。ボディを150mm延長し、特にリアシートにはいっそうゆとりある空間が広がっています。
エグゼクティブモデルを視覚的に特徴づけるのが、サイドスカート上部に備わるシルバーカラーのエレメントです。フロントフェンダー後方のエアアウトレットトリムには、ハイグロス仕上げのシルバーカラーを採用しました。
パナメーラでは、4人の乗員全員がスポーティな走りを快適に楽しむことができます。これはラグジュアリークラスにおいて、もはや周知の事実です。スポーツ ツーリスモは標準仕様の4+1シートコンセプトにより、5人目の乗員がパナメーラでの体験を味わうことを可能にします。追加シートは、フルサイズの独立したシートではありませんが、短中距離のドライビングには十分なデザインです。
スタイリッシュなデザインと実用性の両立。そこに矛盾がないことは大型のテールゲートと低いローディングエッジによって証明され、パナメーラ スポーツ ツーリスモでは普段の荷物はもちろん、大きなアイテムも容易に積み込むことができます。ラゲッジコンパートメントの容量は最大1,384リッターにおよび、スポーツカーとしては並外れた広さを備えています。
360° インテリア
ハイライト
リファインされた足回り
新開発の20インチおよび21インチタイヤに加え、全モデルに標準装備されるポルシェ アクティブサスペンション マネジメントシステム(PASM)を含むアダプティブ エアサスペンションと緻密にチューニングされたシャシーが、いっそう強烈なドライビング体験をもたらします。
アシスタンスシステム
日本仕様ではアダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシストが標準装備されており、高度な安全性と快適な走りの両方を実現。
ヘッドアップ ディスプレイ
さらにヘッドアップディスプレイは、ドライビングに関連するあらゆる情報を、ドライバーの視界に直接投影します。これにより、前方から視線をそらさずに内容を確認することが可能です。レーン チェンジ アシストは、レーダーセンサーが死角となる左右の後方をモニターします。また、標準装備のレーン キープ アシストはカメラを使って前方の車線を検知し、自動的にステアリング操作に介入。ロングドライブにおける快適性をいちだんと高めます。
パナメーラの詳細はこちら
ここまでパナメーラのハイライトをご覧いただきました。さらなる詳細は次のチャプターをチェック。
Design
選択可能なエクステリア、インテリア、ホイールを確認する。
チャプターを開くPerformance
サスペンション、ブレーキ、スポーツクロノパッケージについてもっと知る。
チャプターを開くComfort
快適性、インフォテイメント、アシスタンスシステムについてもっと知る。
チャプターを開くGTS
卓越したパフォーマンスとドライビングプレジャー。パナメーラ GTS モデル。
チャプターを開くPlatinum Edition
情熱とこだわりに満ちた、好みの装備とユニークなデザインエレメント。
チャプターを開くE-Performance
Design .
パナメーラを開発する時、私達は自身のルーツに従い、動じることなく自らの道を進みました。そしてポルシェ独自のDNAを、ラグジュアリーサルーンのセグメントに注ぎ込んだのです。パナメーラでも、まったく変わることなく同じ道を追求しています。
Wheels.
ホイールに関する情報はこちら。
Interior.
前方に向かって上昇するセンターコンソール、フラットなダッシュボード、メータパネル中央のアナログ式レブカウンター。全てが、洗練されたスポーツカーのエルゴノミクスに基づくポルシェならではの特徴です。新世代のステアリングホイールは、ポルシェ アドバンストコックピットの操作コンセプトにより、主要な機能への素早いアクセスを可能にします。
© 2022
Performance.
ステアリングを握っても、助手席やリアシートに身を置いても、ポルシェでのドライビングは単なる移動ではなく、スポーツのような刺激的な体験になります。単なる心地よさではなく、快適な走りを味わいながら。
パナメーラモデルのシャシーは、スポーツ性と快適性のバランスの取れた挙動を簡単に、かつより印象的な方法でもたらします。シャシーシステムを完全に再設計するとともに、いっそう精確に調整されたステアリングと新世代のタイヤを組み合わせることでこれを可能にしています。特に過酷なサーキットにおいて、パフォーマンスを高め、とりわけ快適性を向上させます。またリファインされたさまざまなシャシーテクノロジーが、ドライビング特性の強化を実現。例えば、3チャンバーテクノロジーによるアダプティブ エアサスペンション、ポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム スポーツ(PDCCスポーツ)、リア アクスル ステアリングです。統合されたポルシェ 4Dシャシー コントロールはピッチングやロール、ヨーなどを3次元で集中的に分析し、さらにこれらのデータから最適な走行条件を測定してリアルタイムに全てのシャシーシステムを同期させます。つまり、4Dによる制御です。スポーツ走行と快適性が両立する範囲を可能な限り広げ、全体的なパフォーマンスを最適化させます。
Rear-axle steering.
リア アクスル ステアリングは、パフォーマンスと実用性の両方を向上させます。パナメーラ 4S/パナメーラ 4S E-ハイブリッドのエグゼクティブモデル、パナメーラ ターボ S/パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドモデルに標準装備、ほかのモデルにはオプション設定されています。低速走行中では、システムはフロントホイールと反対方向にリアホイールを操舵します。これはホイールベースを短くした場合と同様の効果があり、回転半径が小さくなるため俊敏性が高まります。また駐車をいっそう簡単に行うことができます。
高速走行時には、システムはフロントホイールと同一方向にリアホイールを操舵し、ホイールベースを延長した場合と同じように走行安定性が高められます。リア アクスル ステアリングは、走行安定性と俊敏性、パフォーマンスと実用性の間にある矛盾が両立できることを証明しています。結果として、日常走行での操縦性と安全性が向上するとともに、最大限のパフォーマンスが大幅に引き上げられます。
70年以上にわたり、私達はスピードの向上を追求してきました。それは減速に対しても同じです。そのため、パナメーラモデルにはフロントに対向6ピストン式、リアに対向4ピストン式のアルミニウム製モノブロックキャリパーが装備されています(パナメーラ ターボ S/パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドモデルを除く)。キャリパーには密封式のワンピース構造が採用され、軽量でありながらも高い変形耐性を実現。またタイトなペダルストローク、精確なプレッシャーポイントも制動距離のさらなる短縮をもたらします。
モータースポーツでその実力を証明しているポルシェ セラミックコンポジット ブレーキ(PCCB)がパナメーラ ターボ S/パナメーラ ターボ S E-ハイブリッド モデルに標準装備、ほかのモデルにはオプションとして用意されています。PCCBには、最大でフロントに外径420mm、リアに外径410mmのクロスドリル加工が施されたセラミックディスクが備わり、より卓越した制動性能を発揮します。(外径はモデルにより異なります)
Sport Chrono Package including mode switch.
スイッチを押した瞬間、アドレナリンが体中を駆け巡る。スポーツクロノ パッケージによって、エンジン、シャシー、およびトランスミッションはよりスポーツ性を高めた設定に切り替わります。
ステアリングホイールには、モードスイッチとスポーツレスポンススイッチを装備。モードスイッチは“ノーマル”“スポーツ”“スポーツプラス”“インディビジュアル”の4種類のモードから選択可能で、ご自身が望むドライビングスタイルで走りを楽しむことができます。
© 2022
Comfort.
ドライバーズシートは、あなた自身と向かうべき目的地、そしていかにしてスポーツ感覚あふれる走りで到着できるかに、全ての焦点が置かれています。一方で、リアシートを包むのはくつろぎを与える空間です。家族や友人、仲間のためのゆとりあるスペースが備わっています。さらにその後方には、ワイドなテールゲートの下に設けられた広いラゲッジコンパートメント。リアシートのバックレストを倒せば、より大きな荷物を運ぶことができます。これは、スポーツカー特有のものではないでしょう。しかしパナメーラにとっては重要な特徴です。
Assistance systems.
自分の求めるものは、はっきりしているでしょう。目指す場所もしっかりと見えているはずです。そして全てを傾けて道を進んでいきます。それでも、旅の途中に、少しサポートを受けて走るのもよいものです。
Adaptive cruise control.*
全モデルに標準装備されるアダプティブ クルーズコントロール(ACC)は、前方を走っている車の速度にあわせて走行速度を自動的に制御します。フロントエンドの左右に設置されたレーダーセンサーが前方の車両をモニターします。ドライバーが一定の走行速度を選択している場合でも、それより遅い速度で走行する前方の車との距離が縮まると、システムはスロットルを絞るか、軽くブレーキをかけることにより、あらかじめ設定した車間距離に戻るまで減速させます。
*日本仕様には導入されません。<InnoDrive will not be adopted for japanese market>
その後は速度を抑えたまま、前方の車との距離を保って走行します。前方の車との車間距離が広がるか、前方の車がレーンを変更すると、あらかじめ設定した走行速度に到達するまで車は加速します。前方の車が減速すると、アダプティブ クルーズコントロールは走行速度を下げ続け、前方の車にあわせて停車します。*
*通常に減速し停車する場合。
Traffic Jam Assist.
アダプティブ クルーズコントロールにはオプションでトラフィックジャム アシストを組み合わせることが可能です。この機能は、高速道路などでの渋滞時にドライバーの負担を軽減します。
渋滞時に約60km/h以下で走行している際、システムは前方の車との距離を制御しながら、車両が車線の中央を維持できるようステアリング操作に介入します。システムは制御可能な範囲内で渋滞での走行をアシストします。このようにトラフィックジャム アシストは車線や周囲の車をモニターします。得られるメリットは明らかです。長距離走行におけるドライバーの大幅な疲労の軽減と快適性の向上です。
Head-Up Display.
パナメーラ ターボ S/パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドモデルに標準装備されるヘッドアップディスプレイは(ほかのモデルはオプション装備)、ドライビングに関連する情報を、高品質のフルカラー画像でドライバーの視野内に直接投影します。プロジェクション技術によって約2.3m前方に見えるように表示され、ディスプレイの位置をPCMで調節することも可能です。ドライバーは路面から視線をそらさず、走りに集中しながら確認することができます。走行速度やエンジン回転数、ナビゲーション情報に加え、装備や仕様によってスポーツクロノのデータやアシスタンスシステムの警告などを映し出せるほか、好みにあわせてカスタマイズも行えます。
Headlights.
LED main headlights including
ポルシェ ダイナミック ライト システム(PDLS)を組み込んだLEDヘッドライトが、パナメーラ 4S E-ハイブリッド/パナメーラ GTS/パナメーラ ターボ S/パナメーラ ターボ S E-ハイブリッドモデルに標準装備、ほかのモデルにオプション設定されています。PDLSにはダイナミック レベライザー、ダイナミック コーナリングライト、車速感応式ヘッドライトコントロール機能が備わり、近距離や横方向、遠方の照射を最適化して安全性を高めます。
LED main headlights with matrix beam including
マトリックスビームテクノロジーを備えたLEDヘッドライトによって、いちだんと優れた視界を得ることができます。マトリックスビームは、ハイビームが通常照射する範囲の内、特定部分を自動的に減らします。個別に制御される84個のLEDが状況に応じて消灯または減光することで、先行車や対向車を眩惑させることなく、車間エリアおよびサイド付近の最適な照射を実現。さらに対象となるものをより確認しやすくするため、対向車への照射を減光するだけでなく、照射の死角となる運転席と反対側のエリアを明るく照らして、ドライバーの視覚的な注意を促します。強く反射する交通標識を認識すると、標識に当たるライトをセグメント単位で減光します。またPDLS Plusを内蔵したLEDマトリックス ヘッドライトは均一に明るく照らすことで、高い安全性を確保します。
Sound systems.
BOSE® Surround Sound System.
BOSE®サラウンド サウンドシステムは14チャンネルアンプを備え、出力710Wを誇ります。独立したサブウーファーを含む14個のスピーカーが、バランスに優れ原音を忠実に再現した音響パターンを生み出します。BOSE® SoundTrue®強化テクノロジーによってMP3ファイルなどの圧縮データフォーマットの音質とダイナミクスを向上させるほか、BOSE®が特許を取得するAudioPilot®ノイズ補正テクノロジーが、車内の環境ノイズを連続的に測定し、一定の音響レベルが維持されるよう自動的に音楽再生を適合させます。
Burmester ® 3D High-End Surround Sound System.
出力1,455Wにおよぶ
Connectサービスについて詳しく見る
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The new Panamera GTS models.
野心ある目的を追い求めるには、常に集中する必要があります。自身の強みに徹底してこだわる、つまり本質にフォーカスするのです。これを完璧に具現化したモデルに与えられるのが、GTSという3文字。そして、この称号がポルシェという名前と組み合わされた時、ダイレクトで純粋なドライビングプレジャーを実現します。
パナメーラ GTSモデルを印象づけるダイナミクスは、ひと目で明らかです。特に大きな要因がコントラストカラーのブラックを随所に用いたデザイン。サイドウインドウトリム、サイドエアアウトレット、リアエンドのロゴ、スポーツエグゾースト システムのテールパイプがハイグロスブラックで仕上げられています。
フロントドアには“GTS”ロゴがあしらわれ、外観にみなぎるスポーツ感覚をいちだんと強調します。
搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンが、スポーツカーの側面をさらに際立たせています。ダイレクトにパワーを放ち、自然吸気エンジンのような特性を発揮する一方で、今日のターボエンジンのようにパフォーマンスを途切れさせることはありません。さらにV8エンジンのサウンド特性がスポーツエグゾースト システムとの完璧な調和を実現。こうした組み合わせは、車高が10mm低く設定する、アダプティブ エアサスペンションを備えたスポーツサスペンションや、パナメーラ GTSモデル専用に設計された無駄のないセットアップにも当てはまります。
スポーツ性に対するこだわりはインテリアにも表われています。ブラックレザーとアルカンターラ®のコンビネーションのほか、ヘッドレストにGTS”ロゴを配したアダプティブ スポーツシート、ブラックのアルマイト加工によるブラッシュアルミニウム製デコレーティブトリムおよびドアエントリーガードが独自性を明確に主張します。さらにGTスポーツステアリングホイールのリムとルーフライニングがアルカンターラ®で仕上げられています。
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Composed with Passion
特徴
エクステリア
見られることなく、見る
パノラミックルーフシステムのティンテッドガラスは、明るく快適な採光を車内に取り入れます。また、リアウインドウのプライバシーガラスは、日差しや人目を遮ることで、忙しい現代社会から離れた静穏な雰囲気を作り出します。
際限のない快適性
真のパフォーマンスとは、それに見合うだけの快適さがなければなりません。コンフォートアクセスでは、キーなしで
また、アダプティブエアサスペンションは、その日の気分に合わせてパフォーマンスや快適性を最大限に引き出すことができます。
インテリア
サウンドとエンターテイメント
全てのドライブが実際の体験です。もちろん、サウンドについても同様です。高品質の
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The new Panamera E-Hybrid models.
どこまでも走り続けることを望むアスリート。最高水準のパフォーマンスと快適性を兼ね備えたパナメーラ E-ハイブリッドモデルは、旅の一つひとつにスポーツのような体験を与え、ビジネスシーンにさえも純粋な楽しさをもたらします。まさにハイブリッドテクノロジーのイメージを大きく変え、日々の生活を一変させるでしょう。システム出力は最大515kW(700PS)におよび、期待感を大きく膨らませます。
パナメーラ E-ハイブリッドの各モデルにも、エグゼクティブとスポーツ ツーリスモが用意されています。システムの総出力は、パナメーラ 4 E-ハイブリッドモデルが340kW(462PS)、パナメーラ 4S E-ハイブリッドモデルでは412kW(560PS)です。フラッグシップのパナメーラ ターボ S E-ハイブリッドモデルは515kW(700PS)を誇るとともに、最大トルク870Nmを引き出します。
E-パフォーマンスがもたらす歓び。それは、エレクトリックモビリティの世界を変え、そして未来のスポーツカーの指針を示します。
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