Porsche - 911 Targa 4S Heritage Design Edition
911 Targa 4S Heritage Design Edition Story
 

911タルガ4S ヘリテージデザイン エディション。 コピーでもレプリカでもありません。 ポルシェブランドのルーツに対する 特別なオマージュを表わすとともに、 新たな定義を打ち立てるモデルです。

時の試練に挑む アイコンもあれば 追い越してゆく 存在する。 時代を ものも。

歴史的なディテールと、極めて洗練されたアイデア。 両者は相入れないものでしょうか? 過去の時代の ライフスタイルや体験を、未来に向かって再現させることは 可能でしょうか? あるいは象徴的なポルシェ クラシックを、 現代のロードによみがえらせることは? 私達は、これら 全ての問いに対して心が駆り立てられました。そして、 ポルシェ独自のアプローチによって答えを見出したのです。

それが、ポルシェ ヘリテージデザイン。

4つの劇的な時代に インスパイアされた、4台のコレクターズモデル。 時代のスピリットを再び構築しながら、かつて湧き起こった エモーションをまったく新しい車で呼び覚ます。 4台全てに、この一つのビジョンが具現化されています。

最初のモデル、911タルガ4S ヘリテージデザイン エディション によってスタートフラッグが振られます。この1台は 1950年代のクラシックなデザインの特徴を再解釈しながら、 60年代の要素も感じさせます。なぜなら、優れた アイデアは時代を超えて魅力を放ち続けるからです。 つまり、911タルガ4S ヘリテージデザイン エディションが 想起させるのは一つではありません。伝説のポルシェ 356、 そして初代911の2つのスタイルアイコンを呼び起こします。

イヴォ・ヴァン・フルテン(スタイル ポルシェのインテリア デザイン責任者)、フォルカー・ミュラー(スタイル ポルシェの カラー/トリムデザイン責任者)、シュテファニー・クライベーマー (スタイル ポルシェのカラー/トリムデザイナー)、および トルステン・クライン(スタイル ポルシェのインテリア デザイナー)には特に優先することがあります:

常に、未来に目を向ける。
過去を見失うことなく。

「私達の目的は、往年の時代のライフスタイル、とりわけ ポルシェのヒストリックカーが日常や人生にもたらした 体験を、お客様に目に見える形で提供することにあります」 とシュテファニー・クライベーマーは説明します。

小型で軽量かつ機敏
そして他と一線を画すー  信念を忠実に体現する 独特なデザインによって

インスピレーションの源は何か。古いオリジナルの カラーチャート、1950年代と60年代のデザインエレメント、 ヒストリックカー。そしてもちろん、当時のライフスタイル。 その時代をあざやかに映し出す、人々を笑顔にさせ、 体を踊り弾ませ、歓声をもたらしたものです。

最大限に削ぎ落とす。

「純粋。これは私達がリミテッドエディションという 傑作のために掲げたタイトルでした。今でも極めて ふさわしいものだったと思っています」とイヴォ・ヴァン・ フルテンは話します。特徴を声高にアピールすることは しません。ポルシェは自らに忠実であり、無駄を徹底的に 排し、純粋な価値を追い求めます。アイコニックな 356がまとう、ティアドロップ型のフォルムが示すように。

過去を旅し、未来に触れる。

完璧な芸術作品。数えきれないほどのディテール。 そして、大きな歓びを味わう発見や冒険。これら全てが、 911タルガ4S ヘリテージデザイン エディションのルーツを 表わします。 4台全てに、鍵となるテーマが共通して存在します。 先代から後継車へ、これまでの10年から次の10年へ、 絶え間ない進化の実現を伝えます。

主要なテーマの一つ、ファブリック。
ポルシェの個性を彩り続ける。

「コーデュロイ、ぺピータ、パスチャ、タータン。インテリア には、ポルシェの歴史を紡いできたあらゆるテキスタイルと 模様を復活させています」とフォルカー・ミュラーは述べます。

「現代に求められる安全性や快適性を考慮しながら、 伝統のファブリックと模様を新たな発想で再びロードに戻す。 そのための研究やテストは特にエキサイティングでした」と 語るのはシュテファニー・クライベーマー。さらに フォルカー・ミュラーがこう付け加えます。「ファブリックや その見た目や感触は、おそらく子どもの頃の思い出、 胸の奥に残る時代の記憶、あるいは当時のポルシェの 世界を呼び起こす特別なものなのです」。 911タルガ4S ヘリテージデザイン エディションには、 スタイルを定義する特徴としてアタカマベージュの コーデュロイがシートとドアパネルに使用されています。 「オリジナルのファブリックではウール含有量が非常に 高いため、現代の基準を満たすことはできません」と フォルカー・ミュラーは話します。そのため、ほかの生地が 用いられ、結果としてより引き締まった外観を得ています。

同じ要素でも、印象を新たにする。

多くのレッドの車が道を行き交う。1950年代の印象的な 光景です。素朴で落ち着きのある、薄茶に近い色合い。 これが、当時のポルシェ レッドです。またアイボリーと ストロベリーレッドの特有のカラーコンビネーションが、 しばしばロードを駆け抜けます。1950年代のポルシェの 文献(ユーザーマニュアルとブックレット)もダークレッドと ホワイトの組み合わせで、ポルシェセンターやショールーム は、ワークショップの看板とともにあざやかなレッドで 仕上げられていました。

もちろん、911タルガ4S ヘリテージデザイン エディションも この配色を受け継ぎます。コーデュロイと同様、レッドカラー をベースにアップデートされています。「私達が選んだのは チェリー メタリックです」とイヴォ・ヴァン・フルテンは 説明します。情熱的であると同時に上質さを感じさせ、 さらにシルバーカラーのタルガバーやゴールドカラーの ロゴと絶妙に調和。ひと目では気づかないディテールへの こだわりこそ、デザイナーにとっては極めて大切なのです。

つまり、911タルガ4S ヘリテージデザイン エディションの 全てにストーリーがあるのです。目的と等しく大きな価値を 持ち、あなたの感情を高鳴らせます。例えて言うなら、 初恋の人に再会し、初めて会った時と同じくらい魅力的だと 感じるのに似ています。