プレスリリースを読む

最新のプレスリリース


ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018 第11戦(鈴鹿)予選レポート

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シリーズ第11戦の予選を鈴鹿サーキット(三重県)で2018年10月6日(土)に開催いたしました

天候:曇り 路面:ウエット/ドライ 気温:25度 路面:27度(セッション開始時)

2018年シーズンのポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)最終大会となる第11戦は、F1日本GPのサポートレースとして鈴鹿サーキットで10月5〜7日まで3日間で開催される。初日となった5日(金)は、11時55分からフリー走行が45分間で行われ、日本に接近する台風25号の影響が心配されたが走行開始時間には晴れ間も見えてくる。8月に開催された第9-10戦から約2カ月振りのレースとなったため、各ドライバーはマシンの状態を確かめるように周回を重ねていく。3周目を過ぎた当たりから本格的なタイムアタックに突入していき、トップグループは2分7秒台に突入していく。しかし、20分過ぎにコース上でアクシデントが発生しセッションは赤旗中断。練習走行はそのまま打ち切りとなってしまう。その結果、トップタイムをマークしたのは2016年のPCCJシリーズチャンピオンであり現在ランキングトップに立つ#78 近藤翼。一方、ジェントルマンクラスのトップタイムをマークしたのは#25 内山清士という結果に。

公式予選が開催された6日(土)は、朝から雨が降り続き風も強い状況が続くが、スタート時間の10時45分前に雨は止み、路面は徐々に乾き出す。そのため、雨用のレインタイヤで出て行くか、ドライ用のスリックタイヤで出て行くか、チームやドライバーにより選択は分かれた。予選がスタートすると、一部のクルマはピットに留まり他車のアタックを見てタイヤ選択を決める作戦に出る。レインタイヤで路面状況の確認に出て行った数台は、1周目ですぐにピットインしてスリックタイヤへと交換。コース上では、タイヤの選択が異なる両方のマシンがタイムアタックへ突入していく。その状況下、スリックタイヤで出て行っていた#18 上村が3周目に2分8秒台へ突入。ここで#18 上村とチャンピオン争いを繰り広げている#78 近藤もスリックタイヤへと履き替え、タイムアタックを開始して2分7秒台でトップに。そして残り約12分となった頃から、ニュータイヤに履き替えてラストアタックを開始するマシンが出てくる。

ここで渾身のアタックを見せたのが#18 上村で、2分6秒283をマークしてポールポジションを獲得。「途中で再び雨がパラついてきたのですが、滑るマシンを抑え込んで攻めました。明日の決勝はポール・トゥ・ウインを決めたいです」と、逆転チャンピオンに向けて気合いが入る。2番手となったライバルの#78 近藤は、「ラストアタックは残り時間の関係からニュータイヤを投入しなかったため、上村選手のタイムを逆転できませんでした。でも明日は、フロントローからのスタートなので最初から攻めていきます。やはり勝ってチャンピオンを決めたいですからね」と力強く語る。3番手の#7 星野敏は、「チャンピオンを争う二人が前で牽制し合うでしょうから、その隙を狙って優勝を目指します」と語る。

一方ジェントルマンクラスは、すでに今シーズンのチャンピオンを決めている#20 鈴木宏和がポールポジションを獲得。「天候変化の予想が難しかったので、最初からスリックタイヤで勝負に出ました。明日はトップを譲らずに勝って、最終戦を締めくれればと思います」と、#20 鈴木は今シーズン7回目のポール・トゥ・ウインを狙う。2番手の#98 IKARIは、「昨日のフリー走行に出走できなかったので、最初はレインタイヤでマシンの状態をチェックしていました。決勝では着実にゴールを目指して表彰台に立ちたいです」と語る。3番手は#25 内山清士、4番手は#3 TAKASHI HATA、5番手は#47 TAD JUN JUNという結果になっている。

注目の今シーズン最終戦となる第11戦の決勝レースは、7日(日)11時10分スタート予定となっており10周で争われる。

2018/10/6