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ポルシェ ボクスターとケイマンの生産台数が300,000台を突破ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のボクスターは生産開始からほぼ15年を迎えるにあたり、その生産台数が姉妹モデルであるケイマンと合わせて300,000台を超えました。この2シーターのミッドシップエンジンモデルは、時代を超越した魅力を備えているだけでなく、スポーツカーの象徴的存在として君臨し続けるうえで不可欠な要素を保ち続けています。

この長期にわたる成功には確固たる理由があります。ひとつは、ボクスターとケイマンがミッドシップエンジンモデルのコンセプトを頑なに守り続けてきたこと、もうひとつは、それによってボクスターとケイマンがこのクラスのスポーツカーをリードする存在であるとみなされてきたことです。重要な市場である米国では、優れた車両のベスト10にランクインするようになって、すでに10年が経過しています。ドイツでも車両価値が下がりにくい車としての評価は、911に続いて2位と3位にランクインするほどです。

ボクスターは、ポルシェが自らの能力と勇気、そして先見性を結集させて生み出したモデルだといえます。経営状況が苦しかった当時、ポルシェは攻めの姿勢に出ることを決断し、1993年のデトロイトモーターショーでミッドシップエンジンのクラシックなロードスターを出展しました。このプロトタイプは356“No.1”および550スパイダーを想起させるデザインに仕上げられたもので、人々からの反応も絶大であったことから、ポルシェはボクスターシリーズの市販化を決定し1996年の夏に生産を開始しました。

ダイナミックなライン、卓越したパフォーマンス、そして魅力的な価格設定により、このミッドシップスポーツモデルは即座にベストセラー入りを果たすとともに、ポルシェは新たにマーケットを魅了しました。オープントップの2シーターモデルというコンセプトが成功したことを受け、ポルシェはクーペモデルの開発にも着手しました。そして2005年のフランクフルトモーターショーでケイマンとしてワールドデビューを果たし、モデルレンジの充実化を図りました。ボクスターとケイマンはその需要が非常に高いことから、ツッフェンハウゼンの工場だけでなく、フィンランドのヴァルメットオートモーティブ社でも生産されています。

現在このモデルレンジは、ボクスター、ボクスターS、ボクスターS ブラックエディション、ボクスター スパイダーという4種類のオープントップモデルと、ケイマン、ケイマンS、ケイマンS ブラックエディション、ケイマンRといったクーペモデルで構成されています。エンジン出力はモデルによって異なり、225 PS(188 kW)から330 PS( 243 kW)のパワーを発揮。ポルシェ インテリジェント パフォーマンスを追求したことにより、燃料消費量は9.4 リッター/100 kmから9.8 リッター/100 kmの範囲に収まっています。

2011/6/23