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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第3戦 プレビューポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第3戦を、2011年4月30日(土)、5月1日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。

広範囲にわたって甚大な被害をもたらした東日本大震災は、合同テストのキャンセルや第1戦-第2戦(岡山国際サーキット)の延期などPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)のレースカレンダーにも少なからぬ影響を与えた。多くのイベントがキャンセルとなるなど自粛ムードによる停滞感が列島全体に漂う中「がんばろう!日本」を合言葉にPCCJはモータースポーツで日本に活気を取り戻すべく新たなシーズンの開幕を4月30~5月1日に富士スピードウェイで迎える。これにともないキャンセルされた合同テストの代替として4月28日に1時間2セッションの走行枠が設けられ、そこがドライバーたちの初顔合わせの場となる。

今回(第3戦)の富士大会にはチャンピオンクラスが5台、ジェントルマンクラスが8台エントリー。チャンピオンクラスの注目はPCCJ育成ドライバーである安岡秀徒で、デビューイヤーの昨年は09チャンピオンの清水康弘と最後まで好バトルを繰り広げてシリーズ2位を飾っている。対抗馬は大久保仁。昨年クラスBでチャンピオンを獲得し、今年はその勲章をぶらさげてチャンピオンクラスにステップアップしてきた。また06年から連続シリーズ参戦する高見澤一吉、Porsche 911 GT3 Cup (Type996およびMY2009までのType997)を使用する GT3 Cup Challenge Japan等に参戦してきたMichael Greenや藤田明らもポルシェのドライビングに磨きをかけるドライバーに間違いない。今年は若手の安岡を中心に激しいシーズンになる予感だ。
 チャンピオン大久保の抜けたジェントルマンクラスは、その大久保とタイトル争いをした神取彦一郎を中心にシリーズが回りそうだ。昨年の悔しさを神取が晴らせるのか。江本玄、海宝善昭、横幕ゆぅといった昨年クラスAに参戦したドライバーたちを相手に、どんなシリーズ争いが繰り広げられるかに注目したい。

そのシリーズ戦だが、今年も昨年同様にスーパーGTシリーズとの併催が多く、第1~3戦(第1戦/第2戦=岡山国際サーキット、第3戦=富士スピードウェイ)、第6~8戦(第6戦/第7戦=スポーツランドSUGO、第8戦=富士スピードウェイ)で併催が決まっている。また昨年同様に、鈴鹿サーキットで行われる第9戦(10月7~9日開催)はF1世界選手権日本グランプリのサポートとして開催される。国内最大規模のレースであるスーパーGTと世界一華やかなF1グランプリという大舞台でのレースは関係者からの注目も高いだけに、ドライバーの気持ちも自ずと高まる――昨年以上にドラマチックなレースが今年も期待できるだろう。

選手権はプロドライバーも参戦可能なPCCJのナンバー1を決定する「チャンピオンクラス」とアマチュアドライバーがドライビングテクニックを競う「ジェントルマンクラス」の2クラス制で行われる。2クラスとも、各レース1位~15位までの決勝完走ドライバーにポイントが与えられ、シリーズ全戦終了時の累積獲得ポイントによって最終シリーズ順位が決定され、上位ドライバーには賞金とシリーズトロフィが授与される。またチャンピオンクラスの上位成績ドライバーはドイツでの年間表彰式「Porsche Motorsport Night of Champions 2011」に招待される大きな特典もある。

新型マシンの登場にも期待が高まる。昨年PCCJにデビューした新型911 GT3 CUP。全世界で7つのカップシリーズにしか導入されていないこの911 GT3 CUPの2011年モデルが今年のPCCJに9台も導入されることが決まった。3.8Lに拡大されたパワーユニットはもちろん、市販車911 GT3 RS譲りのワイドボディ、大型化されたリヤウイング等を引き継ぎ性能を向上。史上最速のワンメイクレースとして、白熱したレースシーンを展開してくれるだろう。

2日間の合同テストがキャンセルされ、事前の走行は4月28日の1日のみ。いかに早く新型マシンを手なずけるかが勝負の分かれめになる。その週末、大観衆の見守るなか4月30日~5月1日にPCCJの幕は開ける。

2011/4/26