オイル交換の時期
ポルシェ・クラシックエンジンオイル
新年に合わせて、ポルシェ・クラシックは、空冷式4気筒および6気筒水平対向エンジン用エンジンオイルをはじめとして、水冷式4気筒および8気筒エンジンならびに水冷式6気筒エンジン用エンジンオイルを発売します。ポルシェ・クラシックと書かれていれば、その中身もまたポルシェ・クラシックです。
ヴァイザッハのポルシェ開発センターのエンジニアとドイツのオイルサプライヤーの協力を得て、ポルシェ・クラシックのエキスパートがエンジンオイルを開発しました。これらは、特に356および911モデル(996モデルも含む)の水平対向エンジン、924、928、944、968のすべての4気筒および8気筒エンジン、ならびにポルシェボクスター986モデルの要件に合わせて調整されたオイルです。オイルの作動特性および潤滑特性に関しては、実験と実地での広範囲にわたる試験を行う必要がありました。ポルシェ・クラシックエンジンオイルは、4種類のバリエーション(20W-50、10W-60、10W-50、5W-50)で販売されます。
エンジンはすべてのポルシェの心臓部です。特に空冷式水平対向エンジンには、潤滑油に対する特殊な要件があります。要するに、すべてのエンジンオイルが、古い水平対向エンジンに適するとは限らないのです。従って、クラシックな空冷式水平対向エンジン用エンジンオイルの開発では、伝統とイノベーションとの間で釣り合いをとること、すなわち、できる限り進歩的に、しかし必要に応じて伝統的であることが要求されます。現在のオイルは技術的に見れば優れていますが、クラシックな空冷式水平対向エンジンには向いていません。
ポルシェトランスアクスルモデルの水冷式4気筒および8気筒エンジンや、911の996モデルおよびポルシェボクスター986モデルに搭載されている水冷式6気筒エンジン向けの新しいエンジンオイルにおいても、最善の潤滑特性と保護特性に特に注意が払われました。すべてのクラシックカーが日常使用車として用いられているわけではありません。ほとんどが、普段は使用されず、たまに短距離を走るだけに使用されるため、金属やシール素材などのエンジン部品は相互作用によって損傷することがあります。ポルシェ・クラシックのエンジンオイルの特別なレシピは、長期間使用しなくてもお客様のクラシックカーに完璧な保護を提供します
ポルシェ・クラシックエンジンオイルの13の重要事項:
- クラシックな空冷式水平対向エンジンに合わせて特別に調整
- 20W-50は、356、914モデルおよび排気量2.7リッター以下の旧型空冷式911モデル用に開発
- 10W-60は、排気量3.0リッター以上の空冷式911モデル用に開発
- 水冷式4気筒、6気筒、8気筒エンジンに合わせて特別に調整
- 10W-50は、924、944、968、928モデル用に製造
- 5W-50は、996および986モデル用に開発
- 実験室および実地で試験を実施
- 最新のエンジンおよびシーリング技術に合わせて調整
- 最高の耐熱性とせん断安定性
- 最適な摩耗保護と腐食保護
- 「ポルシェ製」
- 「ドイツ製」
- ヴァイザッハのポルシェデザイナーがクラシックな同時代のパッケージをデザイン
オイル交換の時期。
ポルシェ・クラシックカーの心臓部がいつまでも正常に動くようにするには、定期的なオイル交換を忘れないことが重要です。個々の車両モデルおよびエンジンモデルのオイル交換インターバルは、各取扱説明書に記載されています。走行距離が短いとオイルが劣化しやすいため、走行距離とは関係なく、年に一度エンジンオイルを交換することが必要です。冷間時のエンジンで頻繁にスタートすると、オイルに入り込む燃料や燃焼残留物、結露が増加します。
オイル交換の最初の窓口: お客様のポルシェパートナー。ここで、1リットルまたは5リットル缶および20リットル(10W-60)のポルシェ・クラシックエンジンオイルをお受け取りください。 これらのオイルならびにその他のポルシェ・クラシック純正部品ならびにポルシェパートナーでお求めいただけます。