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ポルシェカレラカップジャパン2022 第2戦(岡山)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第2戦の決勝を、岡⼭国際サーキット(岡⼭県)で 2022年4⽉17⽇(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:15度 路面:25度(レーススタート時)  

911 GT3カップのタイプ992が導入されたPCCJ2022年シーズンの第2戦が行われる17日は、朝からサーキット上空に青空が広がる。16日(土)に行われた予選のセカンドベストタイムで決定したグリッドは、プロクラスのポールポジションが#1 近藤翼、プロアマクラスのポールポジションが#9 武井真司、アマクラスのポールポジションが#10 MOTOKI TAKAMIという結果に。

9時15分、フォーメーションラップがスタートすると全車路面の状況を確認しながらゆっくりとコースを1周。そして再びグリッドにマシンが整列し、レッドシグナルがブラックアウトでレースがスタート。ポールポジションの#1 近藤は、今日もスタートで一歩出遅れるが、何とか2番手スタートの#60 小河諒を抑えきり1コーナーを制する。その後、#1 近藤は攻めの走りで2番手#60 小河との差を徐々に広げに掛かる。15周で競われるレースの中盤となる8周目に、その差は2秒511となり、終盤の13周目には3秒081まで広がる。結果、#1 近藤は最後までトップを守り切り、ポールトゥウィンで今季初優勝を飾る。レース後、#1 近藤は「開幕戦はスタートで失敗して小河選手に前へ出られてしまいましたが、今日は何とかトップを守りきることができました。その後は、自分のペースで攻め続けて優勝することができて良かったです」と、優勝の喜びを語った。2位の#60 小河は、「スタート直後の1コーナーで並び掛けたのですが、抜くことはできませんでした。でも、新型カップカーの特性も分かってきたので、次戦以降の戦いに注目して下さい」と語る。第1戦同様にスタートで3番手にポジションアップしたポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 澤龍之介は、#7 山田遼とゴールまでテールトゥノーズのバトルを展開したが、見事に抑えきって2戦連続で3位表彰台を獲得。「山田選手とのバトルは厳しかったですが、最後まで抑えることができて良かったです。でも、前の2台との実力差はまだまだあるので、自分のスキルを高めていきます」と力強く語る。

プロアマクラスは、ポールポジションの#9 武井がスタートに失敗して順位を大きく落としてしまう。代わってクラストップに立った#98 IKARIは、#77 浜崎大の追い上げを振り切って今季初優勝を飾る。「今日はマシンセッティングを変更して挑んだのですが、それが成功して優勝することができました。この勢いで次の富士も頑張りたいと思います」と、レースを振り返る。一方、アマクラスは総合5番手グリッド、クラスポールポジションからスタートした#10 MOTOKI TAKAMIが、今日もプロアマクラスの背後に迫る活躍を見せて総合7位でクラス優勝。「連勝を飾ることができて嬉しいです。レース経験を積みながら、この調子で次戦以降も頑張っていきたいと思います」と語る。

なお、今シーズンから各レース上位3位までのポイント制度が変更され、クラス別に優勝は25点、2位は20点、3位は17点が与えられる。結果、第1-2戦終了時点のランキングトップは、プロクラスが#1 近藤と#60 小河がともに45点で並び、プロアマクラスは#9 武井と#98 IKARIがともに42点で並び、アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIが2連勝で50点となっている。

PCCJ第3-4戦は5月3日(火・祝日)、4日(水・祝日)に富士スピードウェイ(静岡県)でSUPER GT第2戦の併催レースとして開催を予定する。富士スピードウェイでは、開幕前の合同テストが開催され非公式ながらコースレコードを上回る1分39秒999を#1 近藤が記録しているだけに、各クラスともコースレコードの更新と激しいバトルが期待される。

2022/4/17