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ポルシェカレラカップジャパン2021 第10戦(鈴鹿)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2021シリーズ第10戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2021年9⽉12⽇(日)に開催しました。

天候:曇り 路面:ウエット 気温:24度 路面:27度(レーススタート時)

PCCJ第10戦の決勝グリッドは、21⽇午前中に行われた予選のセカンドベストタイムで決定した。プロクラスは昨日の第9戦で優勝を飾った#31 上村優太が2戦連続でポールポジションを獲得。現在チャンピオン争いを2点差でリードしているランキングトップの#24 近藤翼が2番手、ランキング2位の#60 小河諒が3番手スタートとなっている。プロアマクラスのポールポジションは#98 IKARI、アマクラスは#62 Kumaが鈴鹿で4戦連続ポールポジションを獲得している。

朝から雨が降り続く中、10時15分にフォーメーションラップが開始される。ウエット路面となったため、各車ともコース上の路面状況をしっかりと確認し、再び全車がグリッドに整列するとシグナルレッドからブラックアウトでレースがスタート。2番手の#24 近藤が好スタートを見せてトップに立ち、それを#31 上村が追いかける展開に。3番手スタートの#60 小河はエンジンストールさせて出遅れ、1コーナーで4番手スタートのポルシェジュニアドライバー#91 大草りきと接触してコースアウト。トップ#24 近藤はペースを上げ、2番手#31 上村との差を徐々に広げていき、5周目には5秒599差となる。一方、スタートで出遅れた#60 小河は怒濤の追い上げを見せて、5周目に#31 上村との差を0秒707まで縮める。ここから#60 小河は、前を行く#31 上村にプレッシャーをかけ続け、9周目のシケインで#31 上村は飛び出してショートカットしてしまう。そしてラストラップの10周目、#24 近藤がトップでチェッカーを受け、シケインで前に出た#60 小河が2位、#31 上村は3位でゴール。今シーズン4勝目を挙げた#24 近藤は「スタートをうまく決めることができ、トップに立てたのが勝因ですね。でも、レース終盤はタイヤが厳しくなっていたので、最後まで慎重に走りました」と喜びを語る。2位の#60 小河は「スタートでミスをして出遅れてしまったので、何とか挽回しようと頑張りました」とレースを振り返る。これでランキングポイントは#24 近藤が188点でトップ、#60 小河は184点で4点差の2位となっている。

プロアマクラスは、ポールポジションの#98 IKARIがスタートでミスし、#25 内山清士がクラストップに立つ。ウエット路面の中、安定した走りを見せた#25 内山は第9戦に続いて連勝を飾り、「スタートでトップに立つことができましたが、最後はタイヤがギリギリの状態だったので、もう1周あったら厳しかったと思います」と語る。また、#98 IKARIは最終ラップに#77 浜崎とのバトルを制してクラス2位でゴール。シリーズランキングは、1位#25 内山が176点、2位#98 IKARIが166点(3勝)、3位#77 浜崎が166点で最終戦を迎える。

アマクラスはクラスポールポジションの#62 Kumaが出遅れ、#84 Masa TAGAがトップに立ち、そのままゴール。「昨日に続いて優勝できて良かったです。今日は、運に恵まれたところもありますが、最終戦をランキングトップで迎えられるのは嬉しいです」と喜びを語る。なお、アマクラスのシリーズランキングは、1位#84 Masa TAGAが172点、2位#62 Kumaが158点となっている。

今シーズンのPCCJ第11戦(最終戦)は10月8日(金)〜10日(日)にF1日本GPサポートレースとしての開催を予定していたが、F1日本GP 中止に伴い代替え大会として10月30日(土)〜31日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催する。各クラスともポイントが拮抗しているため、チャンピオン争いの行方が最終戦でどうなるのか注目される。

2021/9/12