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ポルシェカレラカップジャパン 2021 第9-10戦プレビュー

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2021シリーズ第9-10戦を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2021年9⽉11⽇(土)、12⽇(日)に開催いたします。

シリーズ開催21年目を迎え、日本で開催されているワンメイクレースで最も長い歴史を誇っているPCCJ。今年は、4月10〜11日に岡山国際サーキットで開催された第1-2戦で幕を開け、5⽉3〜4⽇の富士スピードウェイで第3-4戦を開催。そして5月29〜30日に鈴鹿サーキットで開催を予定していた第5-6戦は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い8⽉21〜22⽇に延期されたことで、7月24〜25日スポーツランドSUGOでの第7-8戦が先の開催となった。これにより、今大会は8月の第5-6戦に続く、鈴鹿サーキットでの連続開催となる。

舞台となる鈴鹿サーキットは、全長5.807㎞で、低速、中速、高速の各コーナーがバランスよく配置されており、世界中のドライバーからの評価も高いサーキットだ。世界的にも珍しい立体交差を有することで右回りと左回りが入れ替わる8の字型のレイアウトが特徴となっている。8月のレースは天候が不安定だったこともあり、コースレコード更新はならなかった。そのため現在のコースレコードは、2019年5月の大会で同年に王者を獲得し、現在SUPER GTのGT500クラスで活躍する笹原右京が記録した2分03秒812。今回、このコースレコード更新が期待される。

PCCJは今年から「プロクラス(Pro)」「プロアマクラス(ProAm)」「アマクラス(Am)」の3クラス制を導入。シリーズ8戦終了時点でプロクラスは、2013年と2014年にPCCJ2連覇を成し遂げた#60 小河諒と昨年PCCJ史上最多となる3回目の王者に輝いた#24 近藤翼が、獲得ポイント150点でトップに並ぶ。しかし、勝利数は#60 小河が4勝、#24 近藤が3勝のため、ランキングでは#60 小河がトップとなっている。この2人を追いかけるのが、ランキング3位で開幕戦を制した#31 上村優太(128点)、そして第2戦と第5戦で3位表彰台を獲得したポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 大草りき(102点)が4位につける。王者獲得経験のある#60 小河と#24 近藤に、#31 上村と#91 大草が鈴鹿でどのような勝負を挑んでいくのか注目される。

プロアマクラスは、昨年初代クラスチャンピオンに輝いた#25 内山清士が8戦中5勝をマークして136点でランキングトップに立つ。そして、安定した走りで着実にポイントを稼いでいる#77 浜崎大が134点で2位、前回の鈴鹿で2連勝を飾り勢いに乗る#98 IKARIが130点で3位となっている。3人のポイントは僅差であり、実力も拮抗しているだけに、ほんの小さなミスがシリーズランキングに大きく影響してくる。

そしてアマクラスは、今シーズンPCCJ初参戦ながら安定した走りを見せている#84 Masa TAGAが2勝を挙げ132点でランキングトップ。ランキング2位はクラス最多となる今季3勝をマークしている#62 Kumaで124点、3位は今季1勝を挙げているベテランの#15 神取彦一郎が120点、同じく120点の#23 滝澤智幸が4位となっている。前回の鈴鹿で2連勝をマークした#62 Kumaが連勝記録を伸ばせるのか、ライバル達との戦いに注目したい。

なお、8月18日に開催中止が決定したPCCJ 第11戦(F1日本GPサポートレース)は、代替大会開催の有無がまだ決定していない。そのためシーズン終盤戦である今回の第9-10戦は、シリーズの栄冠を懸けた重要な戦いとなる。

PCCJ 第9-10戦鈴鹿⼤会のスケジュールは、専有⾛⾏が9⽉10⽇(金)10時〜10時30分、12時15分〜12時45分と各30分間の2セッション。予選は9⽉11⽇(土)13時〜13時30分の30分間の1 回のみ。そして決勝レースは、第9戦が11⽇(土)16時20分スタート(10周もしくは30分間)、第10戦が12⽇(日)10時15分スタート(10周もしくは30分間)となっている。

2021/9/5