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ポルシェカレラカップジャパン2021 第2戦(岡山)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2021シリーズ第2戦の決勝を、岡⼭国際サーキット(岡⼭県)で 2021年4⽉11⽇(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:17度 路面:23度(レーススタート時)

PCCJ2021年シーズンの第2戦が開催された11日は、前日に引き続き朝から青空が広がる。10日(土)に行われた予選で記録されたセカンドベストタイムで決定したグリッドは、プロクラスのポールポジションに開幕戦を制した#31 上村優太が着く。2番手には#24 近藤翼、3番手には#60 小河諒、4番手にはポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 大草りきが続く。プロアマクラスのポールポジションは#98 IKARI、アマクラスのポールポジションは前日の開幕戦同様に#62 Kumaが獲得。

9時45分、フォーメーションラップがスタートすると全車路面の状況を確認しながらゆっくりとコースを1周。そして再びグリッドにマシンが整列し、レッドシグナルがブラックアウトでレースがスタート。2番手スタートの#24 近藤が好スタートを見せて1コーナーをトップで駆け抜け、ポールポジションスタートの#31 上村は2番手に。第1戦と逆の展開となった第2戦の1周目は、ヘアピンで#31 上村がトップを奪い返すと、すぐに#24 近藤が抜き返す好バトルが続く。しかし、3周目に走路外走行により黒白旗が提示された#31 上村のペースが落ちてしまう。ここで一挙にペースアップしたのが3番手の#60 小河で、徐々に#31 上村との差を詰めていき、10周目のアトウッドで仕掛けた#60 小河はそのまま抜き去り2番手に。その勢いで#60 小河はトップの#24 近藤を追いかけ、14周目に0秒377差と背後にまで迫るが、#24 近藤は逃げ切り今シーズン初優勝。「スタートで前に出られましたが、上村選手とサイドバイサイドの戦いになり、何とかトップを守りきることができました。でもレース終盤はタイヤが厳しくなっていたので、小河選手から逃げ切れて良かったです」と、優勝を喜ぶ。2位の#60 小河は、「終盤、近藤選手の背後まで迫ることはできましたが、攻め切るには周回数が足りませんでした。でも、2戦連続で表彰台を獲得でき、今年の目標の第一段階はクリアできました」と振り返る。3位でゴールした#31 上村は、レース後30秒加算のペナルティを科され、#91 大草が3位表彰台を初獲得。「まだまだ実力的に足らない部分があるので、次の富士までに練習をして戦えるようにしていきたいと思います」と語る。

プロアマクラスは、ポールポジションスタートの#98 IKARIが2周目の1コーナーでマシンを止め、第1戦を制した#25 内山清士がトップに立つ。レース中盤から#77 浜崎が背後に迫るも逃げ切って2連勝を飾る。「2連勝とチームのダブル優勝は嬉しいのですが、決勝になると慎重になって攻めきれなかったのが反省点です」と冷静にレースを振り返る。2位の#77 浜崎は、「内山選手に着いていくのがやっとで、オーバーテイクすることはできませんでした」と悔しがる。一方、アマクラスはポールポジションスタートの#62 Kumaがトップをキープするも、その背後から#36 Sky Chenが終始プレッシャーを掛ける。そしてラストラップ、タイヤが厳しくなった#62 Kumaがアトウッドでハーフスピン。直後につけていた#36 Sky Chenがトップでゴールを駆け抜けて勝利した。「昨日は悔しい結果に終わってしまったので優勝できて嬉しいです。この調子で次戦以降も頑張っていきたいと思います」と語る。

PCCJ第3-4戦は5月3日(月・祝日)、4日(火・祝日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催が予定されている。富士スピードウェイは、開幕前の合同テストが開催されるなど各ドライバーが走り込んでいるサーキットだけに、誰にも優勝のチャンスがあると言える。

2021/4/11