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ポルシェカレラカップジャパン 2020 第1-2戦(岡山)予選レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社⻑:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン 2020シリーズ第1-2戦の予選を、岡山国際サーキット(岡山県)で2020年6月27日(土)に開催しました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:23度 路面:28度(セッション開始時)

今年20年⽬を迎えたPCCJは、日本国内で現在行われているワンメイクレースの中で、もっとも長きに渡り継続開催しているシリーズである。その記念すべき20周年シーズンは、世界的に拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により当初のカレンダーから約2か月半遅れで岡山国際サーキットにて幕を開けた。公式予選は土曜日に1回のみ開催され、第1戦のスターティンググリッドは予選のベストタイム順で決定し、第2戦は予選で記録されたセカンドタイム順でスターティンググリッドが決まる。そのため予選では、いかにベストラップに加えてもう1周のラップタイムをそこに近づけるかがポイントとなってくる。なお、今シーズンからクラス区分が変更され、全ドライバーが対象でシリーズチャンピオンを競う「オーバーオール」(総合順位)と、従来の「ジェントルマンクラス」が廃止されて新たに「プロアマクラス」「アマクラス」の2クラス制が導入された。

予選前日の26日(金)に実施された専有走行は不安定な天候により、一回目は走行開始とともに雨が強くなったため各車ともウエットコンディションにおけるマシンセッティングチェックを中心に走行。午後の二回目は、雨も止み路面コンディションも徐々に回復しするとともに各車とも積極的に走行を重ねて、#31 上村優太がトップタイムをマークした。

迎えた27日(土)予選日の天候は曇り。9時50分から開始されたPCCJ公式予選は30分間。11台のマシンがコースイン後、路面状況を確認しながら周回を重ねて4周目から本格的なタイムアタックを開始。ここでトップタイムは#31 上村が記録した1分31秒733で#60 小河諒、#24 近藤翼が続く。この直後から多くの車両がピットでマシンの調整およびニュータイヤを装着し、2回目のタイムアタックに備える。残り15分になると各車とも再びコースインすると#31 上村がタイムをさらに更新して1分31秒549をマーク。そのタイムをターゲットに、#60 小河、#24 近藤、#今シーズンのPCCJジュニアドライバーである#20 石坂瑞基が追いかけるが、#31 上村のタイムを上回ることはできずに終わる。開幕戦のポールポジションを獲得した#31 上村は、「昨年記録したコースレコードタイム(1分30秒356)を上回ることはできませんでしたが、開幕戦でポールポジションを獲得できて嬉しいです。決勝ではスタートをうまく決めて、ポール・トゥ・ウインを目指します」と語る。2番手の#60 小河は「2セット目のタイヤでタイムを伸ばすことがでませんでした。決勝ではチャンスを見逃さずに優勝を狙いたいと思います」と闘志を燃やす。マシントラブルに見舞われ3番手となった#24 近藤は「ニュータイヤが1セット残っているので、決勝では勝負を仕掛けていきます」、PCCJ初レースとなる#20 石坂は「スタートでミスをしないようにし、先輩ドライバー達に勝負を挑んでいきたいと思います」とポディウムフィニッシュを狙う。

新設のプロアマクラスでポールポジションを獲得したのは1分32秒903を記録した#98 IKARIで、「ピットインのタイミングをずらしてクリアラップでのアタックが上手くいき、ポールポジションを獲れました。決勝でもこのポジションを守りたいですね」と、喜びを語る。0秒047差で2番手となった#77 浜崎大は、「自分なりに満足いく予選結果を出せたと思います。午後の決勝は雨になる可能性が高いのでミスをしないようにしたいと思います」と言う。
また、同じく新設のアマクラスは1分33秒759を記録した#21 高田匠がポールポジションを獲得。「クラスポールポジションを嬉しいですが、プロアマクラスのタイムにもう少し近づけたかったですね。決勝では、プロアマクラスのドライバー達とバトルを楽しめるように頑張ります」と力強く語る。

セカンドベストタイムで争われる第2戦の予選結果は、第1戦と同じく#31 上村がポールポジションを獲得し、2番手に#60 小河、3番手に#20 石坂となっている。プロアマクラスのポールポジションは第1戦と同じく#98 IKARI、アマクラスのポールポジションは第1戦と同じく#21 高田が獲得している。

第1戦の決勝レースは27⽇(⼟)14時55分スタート、第2戦は28⽇(⽇)11 時35分スタートを予定しており、両日とも15周もしくは30分間で競われる。今大会は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため無観客で実施されているが、決勝レースの模様はスポーツライブ配信メディア「Player!」で楽しむことができる。

2020/6/27