プレスリリースを読む

最新のプレスリリース


オープントップシーズンに向けた新型911カブリオレポルシェのアイコンである911の派生モデル

※当報道資料は2019年1月9日にポルシェAGが発表したプレスリリースの抄訳です。
日本仕様の価格、国内予約受注および販売開始につきましては、決定次第お知らせします。

ポルシェAGは、ロサンゼルスモーターショーでデビューした新型911の派生モデル、「911カレラSカブリオレ」および「911カレラ4Sカブリオレ」を発表します。ポルシェが1981年9月のフランクフルトモーターショーにおいて初めて911カブリオレのプロトタイプを発表したとき、人々は即座に魅了されました。オープントップの911は、それ以来数十年にわたる伝統を受け継ぎ、1982年に初代911カブリオレが生産ラインを離れてからモデルレンジに欠かすことのできない存在となっています。新型911のカブリオレは、ほぼ前例のない注目を受けており、2019年中に発売される予定です。新型カブリオレにはかつてないほど迅速にトップを開閉する新しい油圧装置など独自の高度な機能とともに、クーペモデルに採用されている革新的な機能が含まれています。

この新型モデルのボディは明らかにポルシェ 911のカブリオレであるものの、各部のラインは最新のクーペモデルと同じように仕上げられています。完全自動開閉式のソフトトップにはガラス製リアウインドウが採用されています。ソフトトップの構造部分には、ルーフボウとして知られているマグネシウム製のエレメントが含まれており、高速走行時におけるルーフのバルーニング現象を確実に防止します。ソフトトップは50 km/h以下の速度であれば走行中でも開閉が可能です。新しい油圧装置を採用したことでルーフを開く際の所要時間が約12秒に短縮されたほか、電動式のウインドディフレクターが乗員を風から保護します。

新世代の911カブリオレでは、最初に後輪駆動の911カレラSカブリオレと4WDの911カレラ4Sカブリオレから発売されます。両モデルともに、2,981ccの水平対向6気筒ターボエンジンが、最高出力331kW(450PS)/6,500rpmと最大トルク530Nm/2,300-5,000rpmを発生します。噴射過程の改善によって駆動効率が向上しただけでなく、エミッションの低減も実現しています。ターボチャージャーとインタークーラーシステムのレイアウトを新しくするなど、その他の最適化対策も実施されました。トルクは新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション、ポルシェドッペルクップルング(PDK)によって路面に伝達されます。911カレラSカブリオレは、0-100km/h加速のタイムが3.9秒(オプションのスポーツクロノパッケージ仕様車:3.7秒)で、最高速度は306km/hに達します。なお、911カレラ4Sカブリオレでは、最高速度が304km/h、0-100km/h加速のタイムは3.8秒(オプションのスポーツクロノパッケージ仕様車:3.6秒)です。

エンジンマウントの位置を新しくしたことで、先代モデルよりもねじり剛性が高くなっています。また、911のカブリオレモデルに対し、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)スポーツシャシーが初めて装着可能になりました。使用されるスプリングがいちだんと硬くしかも短くなっていること、フロントとリアに備わるスタビライザーの剛性が高くなっていること、そして車高が10mm低く設定される点が特徴です。これらの調整によって重量配分を進化させた911は、いっそうニュートラルなドライブフィールを実現します。


初期の911を彷彿とさせるエクステリアデザイン
先代よりもワイドな新型911カブリオレは、自信がみなぎる力感あふれた外観を誇り、フロントの20インチホイールとリアの21インチホイールの上には、ワイドなホイールアーチが備わります。後輪駆動モデルの全幅は、既存の4WDモデルと同じですが、リアアクスルが44mm幅広くなっています。45mmワイドになったフロントエンドは、前方に伸びたフロントリッドとフロントウインドウ前部の特徴的なリセスによって、かつての911に見られた伝統的特徴を復活させています。両方のエレメントによって車両のフロント部分が長くなっていることからダイナミックな外見となりました。

リアには、ワイドな可変位置スポイラーと、左右のライトをシームレスに繋ぐエレガントなライトバーが際立ちます。フロントセクションとリアセクションを除くボディ全体がアルミニウム製です。


クリアなラインで再設計されたインテリア
独特のインテリアは、クリアな直線と埋め込まれたメータ類がダッシュボードを特徴づけます。新しいダッシュボードは、オリジナルの911と同様に、左右にわたって全体がフェンダーの高さに仕上げられています。レブカウンターが中央に配置され、両横のスリムなフレームレスフリーフォームディスプレイがドライバーに情報を提供します。ポルシェコミュニケーションマネジメントシステム(PCM)の10.9インチセンタースクリーンは、視線をそらすことなく迅速な操作が可能です。


高度なアシスタンスシステムが安全性と快適性を強化
ポルシェは世界で初めてウェットモードを開発し、それを標準装備に含めました。この機能は路上の水を検知した際、それに応じてコントロールシステムを事前に調整しドライバーに警告を出します。ドライバーはスイッチを押すか、またはステアリングホイールのモードスイッチ(スポーツクロノパッケージ)を使用することで車両を安全重視の設定にすることが可能です。さらに標準装備されるカメラベースの警告システムとブレーキアシストシステムは、車両、歩行者、サイクリストとの衝突の危険性を検出すると、必要に応じて警告または緊急ブレーキを作動させます。このほか、サラウンドビューを含むパークアシストシステムも備わるなど、カブリオレの標準装備はきわめて充実しています。911のオプションとしては、赤外線カメラ付ナイトアシスト、自動距離制御、スタート/ストップ機能、およびリバーシブル乗員保護機能を備えたアダプティブクルーズコントロールが用意されています。


<お客様からのお問い合わせ先>
ポルシェカスタマーケアセンター 0120-846-911 / HP http://www.porsche.com/japan/

2019/1/10