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ポルシェ911 GT3 Rは11位と12位でフィニッシュインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦、鈴鹿10時間決勝

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のFIA GT3レーシングカー、911 GT3 Rを駆るクラフトバンブーレーシング(#991)とマンタイレーシング(#911)はインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦の鈴鹿10時間レース決勝において、それぞれ11位および12位12位となりました。マンタイレーシングはレース最終盤にスピンを喫したため、惜しくもトップ10フィニッシュを逃しました。

クラフトバンブーレーシングにて予選17番グリッドからスタートしたポルシェ ワークス ドライバーのケヴィン・エストル(フランス)は、同じくワークスドライバーのローレンス・ヴァンスール(ベルギー)とポルシェ ヤング プロフェッショナルのマシュー・ジャミネ(フランス)と275周を走り抜きました。エストルがチェッカーフラッグを受けた8秒後、マンタイレーシングの最終ドライバーを務めたディルク・ヴェルナー(ドイツ)はゴールしました。ヴェルナーはロマン・デュマ(フランス)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)のポルシェワークスドライバートリオで6番グリッドからスタートしていました。

高い湿度と気温35度に達する厳しいコンディションの中、全長5.807kmの鈴鹿サーキットで行われたこのレースではエントリーした35台中、23台がすべてのドライバーをプロで揃えるProクラスで戦いました。

ポルシェワークスのアール・バンバー(ニュージーランド) とスヴェン・ミューラー(ドイツ)が藤井誠暢と組んだD’station Racing(#7)はレース開始から約2時間半後、2度のル・マンウィナーであるバンバーのドライブ中、エンジントラブルでリタイヤとなりました。

Pro-Amクラスの911 GT3 Rは2台揃って完走を果たしました。ブラックスワンレーシングのティモシー・パパス/エロエン・ブレークモレン/マーク・ミラー組はクラス4位、D’station Racingよりエントリーしたもう1台の911 GT3 Rをドライブする星野敏/近藤翼/ジョノ・レスター組は9位で10時間レースをフィニッシュしました。ポルシェ カレラカップ ジャパンのタイトルを争う星野と近藤は、スーパー耐久シリーズではチームメイトとして911 GT3 RでST-Xクラスに参戦しています。

レース後のコメント
セバスチャン・ゴルツ(911 GT3Rプロジェクトマネージャー):「予選でよい感触を得ていたので残念な結果でした。レース中のパフォーマンスはポディウムに上がるほどではありませんでした。最終戦のラグナ・セカに向かって切り替えます」。

ケヴィン・エストル(#991):「暑くタフなレースでした。10時間レースで勝利するためには安定して力を発揮する必要がありますが、我々はその点に欠けていました。予選から順位を上げることは出来ましたが、もちろん満足する結果ではありません」。

ローレンス・ヴァンスール(#991):「日本でのレースは素晴らしい経験でした。ファンはユニークでコースはドライブしていて楽しくなりました。しかし高い気温と湿度には疲れました。来年はもう少し涼しい中でレースがしたいです」。

マシュー・ジャミネ(#991):「ジェットコースターのようなレースでトップ10フィニッシュを逃しました。暑さでタイヤマネージメントが難しく、ベストラップをもってしてもトップを走るライバルのペースには及びませんでした。残念な結果でしたが、鈴鹿で走るチャンスを与えてくれたポルシェに感謝します。素晴らしい経験でした」。

ロマン・デュマ(#911):「これまでのインターコンチネンタルGTチャレンジ中、車にはもっとも手ごたえを感じていたのですが結果が伴わない不思議なレースでした。セットアップは万全で安定して走れたのですが、まったくオーバーテイクが出来なかったのです」。

フレデリック・マコヴィエッキ(#911):「車のバランスに優れ、よいスティントを走れましたが、ピットストップでわずかに時間をロスし10位以内に入るチャンスを逃しました。厳しい暑さで私のキャリアの中でも、もっとも疲労したレースになりました」。

ディルク・ヴェルナー(#911):「様々な要素により難しいレースになりました。セットアップは悪くなかったのにも関わらず、ライバルを追い抜くことができなかったのです。不幸にも最後にスピンして2つ順位を落としてしましました」。

アール・バンバー(#7):「コーナーの途中で突如パワーを失い困惑しました。週末を通してもっと速さを発揮できたはずです。リタイヤ直前、車のバランスは非常に良かったので悔やまれます」。

スヴェン・ミューラー(#7):「練習走行ではタイヤに悩まされましたが、決勝レース中の車はよい状態でした。この暑さでストレスを受けたのはタイヤだけでなく、ドライバーも同様です。結果を持ち帰ることは出来ませんでしたが、エンジントラブルは不運としか言いようがありません」。

藤井誠暢(#7):「マシンバランスに苦しんでいた中、チームの頑張りでバランスも改善し決勝では少しずつ順位を上げていくことができました。リタイヤに終りましたが、このレースで得られたものもたくさんありました」。

インターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦(最終戦)は10月28日にアメリカのラグナ・セカで開催予定です。

2018/8/27