プレスリリースを読む

最新のプレスリリース


ポルシェ911 GT3 Rがアイフェル地方の長距離レースで優勝ニュルブルクリンク24時間レース

ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ911 GT3 Rは、迫真の終盤を経てニュルブルクリンク24時間レースにおいて2011年以来の12回目の優勝を果たしました。マンタイ レーシングチームの912号車は、土砂降りの雨と濃霧の中でゴール前の70分にわたってレースをリードした後、伝説のサーキットでチェッカーフラッグを受け優勝を飾りました。

5月12日(土)の15時30分に、ポルシェ911 GT3 R(#912)は、明るい日差しの下で6番手からスタートし、パンクによって大幅に後退します。その後、ペナルティを受けるもリヒャルト・リーツ(オーストリア)/パトリック・ピレ(フランス)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)/ニック・タンディ(英国)のドライバーラインナップは、夜間に先頭集団を捕らえて2位まで浮上します。日曜日の13時45分に霧によりレースが中断されます。残り90分でレース再開となった後、最終スティントを担当するフレデリック・マコヴィエッキは巧みなオーバーテイクでリードを奪い、135周の後に首位でゴールラインを切りました。

ファルケン モータースポーツチームの911 GT3 Rは9位でした。2番手からスタートした44号車は、長時間にわたってトップ5に留まりました。クラウス・バチュラー(ドイツ)/スヴェン・ミューラー(ドイツ)/マルティン・ラギンガー(オーストリア)/ディルク・ヴェルナー(ドイツ)の4人は、夜間に降りだした雨のために先頭集団から後退し、巻き返すことはかないませんでした。

ニュルブルクリンク24時間レースは、世界最大のモータースポーツイベントのひとつで、今年は、210,000人の観客を集めました。このアイフェル地方のクラシックレースには、148台、500人以上のドライバーが参戦しました。43台が出場したポルシェは、アイフェルマラソンで最強のブランドとなりました。

レース後のコメント

フランク=シュテッフェン・バリサー博士(モータースポーツ/GTカー担当副社長):「雨、赤旗によるレース中断、そして信じ難いラストスパートなど、言語に絶する状況の下で、まさに世紀のレースとなりました。1時間半にわたって2名のドライバーがスプリントを競い合う耐久レースは他にはありません。フレッドは素晴しいオーバーテイクでこの勝利をもたらしました。ヴォルフガング・ポルシェ博士が少し遅い75歳の誕生日プレゼントを喜んでいただければ、うれしく思います。」

セバスチャン・ゴルツ(911 GT3 Rプロジェクトマネージャー):「言葉で言い表せません。浮き沈みの激しい24時間でした。トラブルがあり、それを切り抜けなければなりませんでしたが、我々が成功を疑うことはありませんでした。そのような姿勢が良い結果をもたらしました。」

パトリック・ピレ(ポルシェ911 GT3 R 912号車)、マンタイ レーシング:「今日、我々は信じ難いことを達成しました。スタートから間もなくのパンクで大幅に後退しましたが、常に自分たちを信じていました。全員が役割を十分に果たして勝利を手にすることができました。」

ニック・タンディ(ポルシェ911 GT3 R 912号車)、マンタイ レーシング:「キャリアの中で最も波乱に満ちたレースになりました。後退を経験しましたが、我々はウイニングカーやトップチーム、そしてトップドライバーを備えていることを知っていました。ゴールに向けての再スタートは我々の思い通りに働き、フレッドの最終スティントはレース全体を暗示していました。チーム、ドライバー、そして車が、必要なときに完璧なパフォーマンスを発揮しました。」

リヒャルト・リーツ(ポルシェ911 GT3 R 912号車)、マンタイ レーシング:「素晴しいレースでした。誰もが完璧に働き、マンタイ チームとポルシェにとって受けるに値する勝利でした。そして、前回の不運を思うと、我々ドライバーにとっても正当な勝利と言えます。この勝利は、全てを可能にした熱心なモータースポーツファンであるDr.ポルシェの勝利でもあります。」

フレデリック・マコヴィッキ(ポルシェ911 GT3 R 912号車)、マンタイ レーシング:「首位争いは、タフでしたが完全に公平な戦いとなりました。この勝利を非常にうれしく思います。パンクによるスタートは良くなかったものの、ラップごとに順位を上げました。車両はドライコンディションとウェットコンディションのために完璧にセットアップされていたので、最後まで力強い走行ができました。」

スヴェン・ミューラー(ポルシェ911 GT3 R 44号車)、ファルケン モータースポーツ:「典型的なアイフェルのレースとなりました。太陽と暖かい気温で始まり、雨と霧の中で終わりました。残念ながら、雨の中で先頭集団に追いつくことができず、このコンディションで9位より上がることはできませんでした。予選ラップは私のレースキャリアでも最高の体験で、今後も忘れることはないでしょう。」

ディルク・ヴェルナー(ポルシェ911 GT3 R 44号車)、ファルケン モータースポーツ:「グリーン・ヘルでレースするのは常に素晴らしい気分です。ここではいつも何が起こるかわかりません。晴天のときは先頭集団のペースに合わせることができましたが、雨の中ではうまくいきませんでした。レースは信じられないほど高速で、高レベルの戦いでした。そうした点から9位は良い結果だと思います。」


<本件に関する読者からのお問い合わせ先>
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ https://www.porsche.com/japan/

2018/5/15