Porsche

Race report
(左) 2位 #8 清水 康弘 (中) 1位 #92 中村 嘉宏 (右) 3位 #88 塙 翔
第9戦スタート
1位 #92 中村 嘉宏(Class A 1位)
2位:#8 清水 康弘 (Class A 2位)
3位:#88 塙 翔 (Class A 3位)
4位 #16 Michael Kim (Class B 1位)
5位:#5 高見沢 一吉 (Class B 2位)
6位:#55 水谷 晃 (Class B 3位)
Porsche Carrera Cup Japan, PCCJ 2009 Rd.9 Final, Race report
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 - 第9戦 決勝

天候:晴 気温:26℃ 路面温度:34℃

荒天に見舞われた前日の予選からうって変わり、10月だというのに汗ばむほどの陽気となった鈴鹿サーキット。ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)2009シリーズを締めくくる最終ラウンドの第一章としては、まさに絶好の舞台が整ったという感じだ。決勝レースのスタート時刻は、直前に行われたF1予選セッションでのたび重なるアクシデントにより、予定時刻から30分遅れの16時。しかしサーキットは、F1の興奮も冷めやらぬ大きな熱気に包まれていた。

ダミーグリッドについた18台のマシンの傍らには、F1のサポートレースということもあり、18人のグリッドガールが立つなど、これから始まる熱き戦いの前に華を添えている。そんなスペシャルな雰囲気のなか、PCCJ第9戦決勝レースの火蓋がきって落とされた。多くの観衆がかたずを呑んで見守る緊張のスタートシーンでは、4番グリッドの#16マイケル・キム(B)が若干出遅れたものの、上位陣は順当にスタートを切り、まっしぐらに1コーナーへと向かっていく。

ここでホールショットを決めたのは、ポールポジションからスタートした#92中村嘉宏(A)だ。次いで#8清水康弘(A)、#88塙翔(A)、#13吉田基良(A)の順で1コーナーへと進入。#16マイケル(B)はポジションを2つ落とし6番手となってしまうが、全車アクシデントもなく1コーナーをクリアしていった。

オープニングラップを終了した時点で、クラスAのシリーズチャンピオンを争う#92中村(A)と#8清水(A)の差は1.2秒とやや離れる展開。またクラスBのチャンピオンを狙う#16マイケル(B)は、130Rで前を行く#7海宝善昭(B)をパスしクラストップへと浮上するとともに、#16マイケル(B)を追う#55水谷晃(B)も、8番手スタートながら2周目&3周目の1コーナーで、立て続けに#5高見沢一吉(B)と#7海宝(B)をオーバーテイク、すぐさまクラス2位までポジションアップすることに成功し追撃態勢に入った。

しかし限界ギリギリの走りをしていた#55水谷(B)は、#7海宝(B)を抜いた直後に「ブレーキングで頑張ったら、右フロントタイヤにフラットスポットができてしまった」とトラブルを抱えてしまったようで、その後はペースアップが図れない。これが原因で6周目のヘアピン立ち上がりで、一度はかわした#5高見沢(B)に抜き返され、クラス3番手までポジションダウンしてしまった。

注目のトップ争いのほうは、3周目に2番手の#8清水(A)がこの日のベストとなる2’10.894のファステストラップをたたき出し、#92中村(A)との差をコンマ8秒まで詰めてきた。しかしこのレースの勝利に燃える#92中村(A)も、2分11秒前半のタイムで踏ん張り、必死に逃げる。両者のバトルは最終ラップに入ってテールトゥノーズの状態にまで持ち込まれたものの、結局オーバーテイクには至らずそのまま#92中村(A)がトップでフィニッシュ。記念すべきF1のサポートレースで見事ポディウムの頂点に立つこととなった。「厳しいレースでしたけど何とか踏ん張れました」と、満面の笑みを浮かべた#92中村(A)。惜しくも2位に終わりながらも、翌日の最終戦ではポールポジションからのスタートとなる#8清水(A)は、「明日は勝ってチャンピオンを決めたい」とのコメント。シリーズチャンピオンに照準を定めている様子だ。また3位に入ったものの、この2人から10秒以上も離されてしまった#88塙翔(A)は、「レースラップをもっと上げないと・・・」と、その差を詰めるのは厳しいようだ。

一方クラスBでは、「スタートはちょっと失敗したけどうまく挽回できました」と、#16マイケル(B)が完勝し、「いいバトルができた」という#5高見沢(B)が嬉しい初の2位を獲得。3位には#55水谷(B)が入った。今日の結果から、クラスAではランキングトップと2位のポイント差が12、クラスBでは8となったことで、両クラスともシリーズチャンピオンの行方は明日の最終戦に持ち越されることとなった2009年のPCCJ。長かったシーズンも残るは1レース。どのパイロットも今年の集大成として、F1日本GP決勝レース直前の大観衆に包まれる中で、是非とも悔いのないレースを戦ってほしい。


■第9戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 92 中村 嘉宏 A PROMODET 997CUP 21'56.508
2 8 清水 康弘 A ART TASTE CUP 0.253
3 88 塙 翔 A GARMIN PORSCHE 10.906
4 16 Michael Kim B Metavision DRP 27.585
5 5 高見沢 一吉 B 高見沢整骨院OSSOポルシェ 40.310
6 55 水谷 晃 B DIRECTION997DRP 43.677
7 9 小林 賢二 A こばやし歯科・坂東ポルシェ 46.181
8 21 一ツ山 康 B Hitotsuyama GT3 46.516
9 13 吉田 基良 A PROVA-ENG997CUP 47.824
10 54 天本 昌呉 B BABIE'S 997 DRP 48.498
11 2 桜井 澄夫 B アーテック GT-3 49.940
12 38 浜野 彰彦 B テクニカルメイトGT3 Cup 51.625
13 3 世戸 竜児 A アリコ・インタークルーGT3 56.621
14 6 中山 良明 A DRP 997 CUP 1'15.562
15 72 江本 玄 B AKIRA RACING 1'28.238
16 27 都筑 善雄 A ZENT 997 CUP 1'42.109
17 10 石原 将光 B ダイヤマンゴーポルシェ 1LAP
18 7 海宝 善昭 B アーテック タカラ樹脂 GT3 1LAP



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