Porsche

Race report
(左) 2位 #88 塙 翔 (中) 1位 #8 清水 康弘 (右) 3位 #9 小林 賢二
第8戦スタート
1位 #8 清水 康弘(Class A 1位)
2位 #88 塙 翔(Class A 2位)
3位 #9 小林 賢二(Class A 3位)
4位 #55 水谷 晃 (Class B 1位)
5位 #16 Michael Kim (Class B 2位)
7位 #5 高見沢 一吉 (Class B 3位)
Porsche Carrera Cup Japan, PCCJ 2009 Rd.8 Final, Race report
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 - 第8戦 決勝

天候:晴 気温:25℃ 路面温度:31℃

朝から快晴に恵まれ、まさにレース観戦日和となったポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)2009シリーズ第8戦。SUPER GTのサポートレースということで、ダミーグリッド上には多くの観客が集まり、これから始まる決勝レースを前に賑わいを見せている。また気温は25度決して高くはないものの、路面からの照り返しでやや汗ばむほどの陽気。さらに路面温度は31度とレースを戦うには良好なコンディションとなった。

昨日は雨の予選、しかも微妙な路面状況いうこともあって、上位の顔ぶれがいつもと若干違うスターティンググリッドではあるものの、全17台のマシンの先頭には、オレンジに光り輝く#8清水康弘(A)のマシンが帰ってきた。そして1周のフォーメーションラップの後、再びグリッドに整列したマシンは、レッドシグナルの消灯とともに一気にその隊列が崩れ、15周に渡る決勝レースの幕が下ろされた。

ここで最高のスタートを決めたのは4番グリッドの#88塙翔(A)だ。#88塙(A)は1コーナーまで長い富士のストレートを活かして、ポールポジションの#8清水(A)をも抜き去り、トップに躍り出る。また1コーナーの進入では、何とクラスAのチャンピオンを争う#8清水(A)と#92中村嘉宏(A)が接触。#8清水(A)はそのままレースを続けたものの、左フロントのラジエターを破損してしまった#92中村(A)は、ピットに入りそのまま痛恨のリタイヤを喫してしまう。さらに#15神取彦一郎(A)と#21一ツ山康(B)も1コーナー立ち上がりで接触し、ホイールを破損した#21一ツ山(B)もその場でレースを終えるなど、第8戦の決勝レースは序盤から波乱の展開となった。

スタートで見事トップを奪取した#88塙(A)は、その背後を#8清水(A)に脅かされながらも、何とかポジションを守り続ける。しかし5周目のダンロップコーナーで、8清水(A)にインを突かれ2番手にダウンしてしまう。すぐさま離されるかと思われた#88塙(A)だったが、「ペースが掴みづらかったので、いったん後ろに下がって様子を見ようと思った」との言葉通り、#8清水(A)の背後にピッタリと喰らいつき、毎周に渡りお互いがトップタイムをたたき出すなど2台によるマッチレースを繰り広げた。

一方スタートの混乱をうまく潜り抜けたパイロットらは、#6中山良明(A)を先頭に6台のマシンにより激しい4番手争いを展開。そのなかで気迫あふれる走りを披露していたのは、前日の予選で大失敗を喫し、16番手グリッドとなってしまった#55水谷晃(B)だ。#55水谷(B)はスタート直後から一気に順位を上げ、5周目の1コーナーでは前を行く#5高見沢一吉(B)を、コカコーラコーナーのアウト側から押さえ込む見事なオーバーテイクを見せ、ついにクラスBトップまで上り詰めた。

注目のトップ争いのほうは、#8清水(A)が#88塙(A)の追い上げを最後まで抑え、トップでチェッカー。#92中村(A)がノーポイントに終わったことで、再びポイントランキングトップの座を奪い返すとともに、その差を14ポイントと大きなアドバンテージを築いた。「1コーナーの接触でアライメントが狂ったみたいで、マシンのコントロールが難しかったですけど、何とか勝つことができました。これでまたトップに立てましたが、まだまだ気を引き締めていきます」と、#8清水の気持ちはすでに次の戦いに向かっているようだ。その後方にはスタートから終始単独3位を走り続けた#9小林賢二(A)が入り、第3戦以来のうれしいポディウムフィニッシュ。「体調管理をきちんとしたのが良かったです。最後まで気を抜かずに走りきることができました」と、喜びの表情を見せていた。

またクラスBでは、見事な12台抜きを披露してくれた#55水谷(B)が制し、2位には終盤#5高見沢(B)をかわした#16マイケル・キム(B)が入った。「最悪の予選から一転、いいレースができました。日頃の努力が実った感じです」と最高の笑みを浮かべていた#55水谷(B)に対し、「スタート直後の混乱に巻き込まれなかったのが良かったです。でもできれば優勝したかったですね」と2位の#16マイケルは苦しいレースを振り返っていた。一方#5高見沢(B)も、スタートを失敗してしまったのが痛かったですね。でもレースは楽しめました」と、3位の結果にも満足げであった。

クラスAでは#8清水(A)が再びランキングトップへと返り咲き、しかも#92中村(A)のリタイヤによって、シリーズチャンピオン争いが一気に有利に。そしてクラスBでは#55水谷(B)が、ポイントリーダーの#16マイケルとの差を4ポイントに縮めるなど、A、Bのチャンピオン争いが大きく変わったPCCJ第8戦。次はいよいよF1日本グランプリの鈴鹿ラウンド。最後の連戦で、今シーズンのすべてが決定する。


■第8戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 8 清水 康弘 A ART TASTE CUP 26'51.722
2 88 塙 翔 A GARMIN PORSCHE 0.650
3 9 小林 賢二 A こばやし歯科・坂東ポルシェ 27.154
4 55 水谷 晃 B DIRECTION997DRP 36.805
5 16 Michael Kim B Metavision DRP 39.069
6 6 中山 良明 A DRP 997 CUP 40.547
7 5 高見沢 一吉 B 高見沢整骨院OSSOポルシェ 41.194
8 38 浜野 彰彦 B テクニカルメイトGT3 Cup 41.722
9 13 吉田 基良 A PROVA-ENG997CUP 41.912
10 7 海宝 善昭 B アーテック タカラ樹脂 GT3 53.043
11 3 世戸 竜児 A アリコ・インタークルーGT3 53.728
12 54 天本 昌呉 B BABIE'S 997 DRP 56.305
13 10 石原 将光 B ダイヤマンゴーポルシェ 1'39.823
以上完走
15 神取 彦一郎 A パワーステーション KRM 13Laps
2 桜井 澄夫 B アーテック GT-3 13Laps
92 中村 嘉宏 A PROMODET 997CUP 14Laps
21 一ツ山 康 B Hitotsuyama GT3



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