Porsche

Race report
(左 2位) 吉田 基良 (中 1位) 清水 康弘 (右 3位) 小林 賢二
1位 #8 清水 康弘(Class A 1位)
2位 #13 吉田 基良(Class A 2位)
3位 #9 小林 賢二(Class A 3位)
6位 #16 Michael Kim(Class B 1位)
8位 #55 水谷 晃(Class B 2位)
9位 #5 高見沢 一吉(Class B 3位)
Porsche Carrera Cup Japan, PCCJ 2009 Rd.2 Race, Race report
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 - 第2戦 決勝

天候:雨 気温:12℃ 路面温度:19℃

幸いにも前日の雨の天気予報が外れ、空からは日差しが差し込めるなか、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)2009シリーズの第2戦が、岡山国際サーキットで開催された。晴れてはいるものの、つい1時間ほど前までは雨が降っていたため、気温・路面温度ともやや低めのコンディション。しかしながら路面はほぼドライへと変化していたこともあり、ダミーグリッド上のマシンは全車がスリックタイヤを装着、11時のスタート時刻を待つこととなった。

ダブルヘッダー大会となる今回の開幕ラウンドでは、第2戦の決勝グリッドが前日のレースにおける順位ではなく、そのレース中のベストラップ順によって決定される。そのためポールポジションは第1戦ウィナーの#8清水康弘(A)、2番手には同じく2位の#92中村嘉宏(A)が獲得しているが、3番手はスタートのミスから6番手まで順位を挽回した#6中山良明(A)が並んでおり、その顔ぶれは少々異なっていた。

そして11時過ぎ、いよいよ2009年PCCJ第2戦のスタートが切られた。ここでは前戦のミスで順位を落とした#6中山(A)が、あろうことか再びスタートをミス。またしても下位に沈んでしまう。一方他の上位陣は、ポールポジションの#8清水(A)をはじめ、#92中村(A)、#13吉田基良(A)、#88塙翔(A)、#16マイケル・キム(B)、#55水谷晃(B)の順で1コーナーを順当にクリアしていったかのように見えた。ところが2番手の#92中村(A)は、レッドシグナルがブラックアウトするよりも一瞬早く動き始めてしまったようで、オープニングラップですぐさまジャンプスタートの判定が下され、ドライビングスルーペナルティを受けてしまう。

打倒清水に燃えていた#92中村(A)であったが、そんな前向きな気持ちがやや裏目に出てしまったのだろうか。実際ペナルティでピットインするまでの数周は、#8清水(A)に肉薄する走りを見せていたので、なおさら悔やまれることであろう。このペナルティにより、3 周目を終えた時点で、#8清水(A)はすでに2番手の#13吉田に6秒もの差をつけて独走状態を築き始めた。とはいえ2番手#13吉田(A)と3番手の#88塙(A)の1秒ほどの差で2位争いを、またそこから少し離れて4番手の#16マイケル(B)以降、10番手の#6中山(A)まで7台のマシンが、タイム差1秒以内でひしめき合うなど、ワンメイクレースらしい激しいポジション争いを展開していた。

レースも中盤を迎えたころ、トップは相変わらず#8清水(A)が、後続と10秒以上の差を広げ単独走行を続けていたが、3番手以降に変化がおとずれた。8番グリッドからスタートした#9小林賢二が徐々に順位を上げ、ついにはペースの上がらない#88塙(A)をヘアピンの立ち上がりでパス、3位までポジションアップに成功。2番手#13吉田(A)の背後を脅かすまでの走りを見せたのだ。「クルマを壊してもいいから気持ちで負けるな、と坂東監督にゲキを飛ばされたのが効きました。ここは苦手なコースだったんですが、何とか前に喰らいついていけるように頑張りましたよ」と、#9小林(A)は興奮気味に語っていた。

そして終盤、レースはさらなる盛り上がりを見せる。今回もスタートで大きく出遅れた#6中山(A)が、3番手#9小林の後ろにピッタリとつき、#13吉田(A)と3台による3位争いを展開。3車は1秒以内の間隔で、ワンミスで順位を入れ替えてしまうような息詰まる戦いだ。また少し離れたところでは、ずるずると順位を落としてきた#88塙(A)を先頭に#16マイケル(B)、そしてドライブスルーペナルティーを受けた#92中村(A)と#55水谷晃(B)、これに#5高見沢一吉(B)と#2桜井澄夫(B)が加わり、クラスA、Bが入り乱れてのバトルが繰り広げられたのだ。

こうしてコースの各所で熱いバトルが展開されたPCCJ第2戦は、クラスAでは2位に24秒以上も差をつける独走で#8清水が優勝。#8清水は「スタート直後、中村さんがピッタリと後ろについてきたのには焦りました。今回は昨年のチャンピオンの都築晶裕さんも着ていたのでいいレースが出来てよかったです」と磐石の走り。2位の#13吉田(A)は「後半タイヤが辛かったけど何とか逃げ切れました。清水さんには離されすぎですね。次はもっと頑張ります」と嬉しさも半分といった感じであった。

そしてクラスBでも、第1戦に続いて#16マイケル(B)が勝利を挙げた。「スタートからポジションをキープしつつ水谷さんとバトルできました。その後は彼が徐々に離れていったので、そのままフィニッシュできた感じですね。」と、#16マイケル(B)。前戦に引き続き2位を獲得した#55水谷は「今回はいいモチベーションで走れたんですが、途中でスロットルにトラブルが出て、ペースアップが難しかったです」と、やや悔しげな表情だ。また3位の#5高見沢は「ここまで4位、3位ときているので次は2位かな(笑)。今回はニュータイヤで初めて走って、そのフィーリングがすごく良かった。うまく走れたね」と、次のレースに向けて気合が入っていた。

結果的にクラスA、クラスBとも#8清水(A)、#16マイケル(B)の連勝となった2009年のPCCJ開幕ラウンド。このまま彼らの独壇場となってしまうのか?またその後に続くグループでは目まぐるしく順位が変わるなど予想ができない展開など見所も多い。次の第3戦はゴールデンウィーク明けにスポーツランド菅生で開催される。



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