1999年以降、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)は伝統的なル・マン24時間(耐久)レースと並んで、すべてのドライバーやレーシングチームに競争の機会を提供しています。IMSA (International Motor Sports Association)が制定するALMSのレギュレーションは伝統に基づいており、それぞれ2種類のプロトタイプカーとGTカーが1つのレースで混走します。観客は4つのクラスのレースを同時に観戦でき、レースの序盤から終盤まで熾烈な戦いを堪能することができます。このALMSはファンサービスが充実しているだけでなく、多くのメジャーなコンストラクターや人気のドライバーが参戦するため、毎年数多くの熱狂的な観客を動員しています。
ポルシェにとって2007年は、マニュファクチャーチャンピオンシップのLMP2クラスで、総合優勝8回、クラス優勝11回の成績を収め、ALMS参戦の歴史の中で最も実りあるシーズンとなりました。また、RSスパイダーを駆るワークスドライバーのティモ・ベルンハルトとロマン・デュマがドライバーズチャンピオンシップを獲得し、続いてサシャ・マーセンとライアン・ブリスコーが総合成績で2位を獲得しました。ペンスキーレーシングチームも貫禄を見せ、チームチャンピオンシップLMP2クラスでの防衛に成功しました。
プロダクションスポーツカーに若干の改良を加えただけの車両が参加するGT2クラスでは、ポルシェのワークスドライバーであるイェルク・ベルクマイスターとヨハネス・ファン・オーバービークが、フライングリザード・モータースポーツのGT3を操りチャンピオンシップ準優勝に輝きました。
これによりALMSにおけるポルシェの栄光の歴史に新たな1ページが加わりました。過去9シーズン(1999~2007年)、ポルシェは9回のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しており、プライベートのポルシェチームも7回の勝利を収めています。またポルシェチームのドライバーには9回のドライバーズタイトルがもたらされました。