Porsche

アーカイブ  2007


ポルシェRSスパイダーが、6戦連続で総合優勝ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)のRSスパイダーはアメリカン ルマン シリーズ(ALMS)第8戦エルカートレイクでの4時間に及ぶレースにおいて6戦連続となる総合優勝を果たし、LMP2クラスでのシリーズチャンピオン獲得に向けてリードをさらに広げました。

息を呑むようなフィナーレで、ペンスキー・モータースポーツのRSスパイダーを駆るティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ロマン・デュマ(フランス)組は、ウィスコンシン州の伝説的なロードアメリカサーキットで開催されたALMS第8戦でも勝利を収めました。

レースは激しい雷雨のため、1時間ペースカーが入るという荒れた展開となりましたが、今シーズンでもっともエキサイティングなレースとなったこの第8戦でも、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ組は、LMP2クラスのライバルを抑えるだけには留まりませんでした。全周6.510キロメートルのサーキットは、長いストレートと高速コーナーの組み合わせによるレイアウトのためエンジンパワーが重要となりますが、カーナンバー7のRSスパイダーは、最高出力で約200PS上回るLMP1クラスの車両にも1.783秒の差をつけて勝利を飾っています。ベルンハルト/デュマ組にとって、このレースでの総合優勝は、ロングビーチ、ヒューストン、ミッドオハイオに続いて4度目となるものです。6番グリッドからスタートを切った、もう一台のペンスキー・モータースポーツRSスパイダーのサシャ・マーセン(ドイツ)/ライアン・ブリスコー(オーストラリア)組は、LMP2クラスで2位に入賞しています。

ティモ・ベルンハルトは「今回の勝利は、われわれの勝利の中でも、もっともすばらしいものとなった。特にここエルカーレイクで勝てるとは思っていなかったからね。今日はすべてが順調に運んだ。戦略は優れていたし、ピットでもコース上でも、ミスがまったくなかった。特に最後の2周がドラマチックな展開となった。差を詰められないように、プッシュし続けたんだ。もう、それこそ目の色を変えてね。」とコメントしています。

このレースでの大きな勝因はイエローフラッグが長く出る直前、デュマがリードを奪っていたことでした。デュマは「雨の中、ペースカーの後について走るのは非常に難しかった。特に夕暮れ時はね。ようやくレースが再開されたとき、われわれはきわめてよい位置にいて、ティモがその有利な条件を最大限に生かしてくれた。」と述べています。

このシーズン7度目となる優勝で、ポルシェはLMP2クラスのチャンピオンシップでのリードを広げ、タイトル防衛も見えてきました。ドライバーチャンピオンシップでは、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ組が、チームメイトのサシャ・マーセン/ライアン・ブリスコー組との差をさらに広げています。

モータースポーツ開発部門のトップであるディーター・シュタインハウザーは「今回のレースでは、ドライバーとチーム全体が素晴らしい仕事をした。特にロマンとティモの仕事には目覚しいものがあった。RSスパイダーは、レース全体を通じて卓越したパフォーマンスを発揮し、通常はよりパワフルなマシンに有利なこのコースでさえ、RSスパイダーの高い戦闘力を見せつけることができた。6戦連続の総合優勝。これこそ、歴史に残る偉業と言える」と述べています。

ポルシェがサポートする米国のプライベートチームであるダイソンレーシングも、優れたチームワークを発揮してAMLSでもっとも熾烈なクラスで健闘しています。カーナンバー20のRSスパイダーを駆るクリス・ダイソン(米国)/ガイ・スミス(イギリス)組はLMP2クラスで4位に入っています。また、カーナンバー16のアンディ・ウォレス(イギリス)/ブッチ・ライツィンガー(米国)組も5位と続きました。

プロダクションスポーツカーをベースとした車両で競われるGT2クラスでは、ラルフ・ケレネース(ドイツ)/トム・ミルナー(米国)組が、今シーズン2度目の表彰台に上りました。ケレーネス/ミルナー組は、レイホール・レターマン・レーシングから参戦したポルシェ911 GT3 RSRで、ライムロックに続き2位を獲得、またタフェル・レーシング911 GT3 RSRを駆るウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)/ロビン・リデル(イギリス)組は、4位でフィニッシュしています。

アメリカン・ル・マン・シリーズの第9戦は、2007年8月26日カナダ、モスポートで開催されます。

決勝レース結果

1. ベルンハルト/デュマ組(ドイツ/フランス)、ポルシェRSスパイダー(LMP2)96周
2. マクニッシュ/カペロ組(イギリス/イタリア)、アウディR10(LMP1)96周
3. ピロ/ヴェルナー組(イタリア/ドイツ)、アウディR10(LMP1)96周
4. マーセン/ブリスコー組(ドイツ/オーストラリア)、ポルシェRSスパイダー(LMP2)96周
5. ブラバム/ヨハンソン組(オーストラリア/スウェーデン)、アキュラARX(LMP2)94周
6. ダイソン/スミス組(米国/イギリス)、ポルシェRSスパイダー(LMP2)94周
7. ウォレス/イツィンガー組(イギリス/米国)、ポルシェRSスパイダー(LMP2)94周
8. フェルナンデス/ディアス組(メキシコ/メキシコ)、ローラB06/43アキュラ(LMP2)94周
9. フランチッティ/ヘルタ組(イギリス/米国)、アキュラARX(LMP2)、94周
10. グラフ/ピケット(ドイツ/米国)、ローラB06/14 AER(LMP1)、91周

クラス優勝

LMP1: マクニッシュ/カペロ組(イギリス/イタリア)、アウディR10
LMP2: ベルンハルト/デュマ組(ドイツ/フランス)、ポルシェRSスパイダー
GT1: ベレッタ/ギャビン組(モナコ/イギリス)、シボレーコルベット
GT2: サロ/メロ組(フィンランド/ブラジル)、フェラーリF430GT

ドライバーズポイント(LMP2クラス)

1. ティモ・ベルンハルト(ポルシェ)、150ポイント
ロマン・デュマ(ポルシェ)、150ポイント
3. サシャ・マーセン(ポルシェ)、133ポイント
ライアン・ブリスコー(ポルシェ)、133ポイント
5. ブライアン・ヘルタ(アキュラ)、90ポイント
ステファン・ヨハンソン(アキュラ)、90ポイント
7. アンディ・ウォレス(ポルシェ)、83ポイント
ブッチ・ライツィンガー(ポルシェ)、83ポイント

マニュファクチュアラーズポイント(LMP2クラス)

1. ポルシェ、162ポイント
2. アキュラ、115ポイント
3. ローラ、73ポイント

チーム(LMP2クラス)

1. ペンスキー・モータースポーツ(ポルシェ)、162ポイント
2. ハイクロフト・レーシング(アキュラ)、90ポイント
3. ダイソンレーシング(ポルシェ)、89ポイント

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2007/8/14