ポルシェ カレラカップ ジャパン 2007 シリーズ 第5戦/第6戦 レースレポートポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会主催による、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2007年シリーズ第5戦、第6戦が、岡山国際サーキット(岡山県)にて2007年9月1日(土)、2日(日)に開催されました。
2007年9月1日(土):第5戦 - 公式予選
天候:曇り 気温:29° 路面温度:33°
ツインリンクもてぎで行われた第4戦から2ヶ月。猛暑を超える激暑の日々が続いた8月よりも、徐々に気温も落ち着きはじめた9月最初の週末。第5戦の予選セッションが、ここ岡山国際サーキットで始まった。
今回は、6月に富士で行われた第2戦/第3戦同様、土曜日/日曜日の連日で2戦が行われるダブルヘッダー戦。この土曜日は午前中に予選、午後には早速決勝スタートという、パイロット、マシン、チームクルーにとって通常よりも厳しい条件が課せられたラウンドである。さらに翌日の日曜日には、2007年シーズンを締めくくる最終戦が控えていることもあり、シリーズポイントを争う上では結果が求められる非常に重要な予選アタックである。
9:30am オンタイムによって公式予選のコースインが始まった。最初に1分37秒台でコントロールラインを通過し、ラップモニタ先頭に1'37.349を計時したのは、ディフェンディングチャンピオン#1 伊橋 勲。伊橋は開幕戦欠場のノーポイントが響き現在5位。最終戦まで全く気を抜くことは許されない。
そしてこの伊橋のアタックに続いた#26 高木 真一のタイムは1'36.818。毎戦 #1伊橋とフロントロー対決を繰り返しながら、今シーズン全戦でポールポジションを獲得、そして決勝レースで残している見事な成績によって、ここまでのランキングは単独1位。さすが高木と思うもつかの間、同じ周回で#1 伊橋は1'35.541を記録。予選開始僅か3周にして現在唯一の35秒台を叩き出した伊橋。この岡山大会に懸ける気持ちをあらわすタイムである。
さあこのタイムに対する#26 高木の反応を伺うべく注目された次の周回、#26 高木は 1'35.489で再びトップタイムをマーク。昨シーズンまでのレコードタイム1'36.370を1秒近く上回る好タイムを記録した#26 高木と#1 伊橋の両名は、ここで予選アタックを終了し午後に行われる決勝レースにマシンと身体を温存した。
その後、#44 平川 晃が1'37.270でここまでの3番手タイムを記録。平川は現在ランキング3位だが、1位と7ポイント、2位とは6ポイント差。昨シーズンを見事2位で終えている平川、この週末の結果次第でまだまだチャンピオン圏内である。
予選終了3分前には、#9 武井 真司が1'36.815で#44 平川のタイムを上回り3番手ポジションを確保。今シーズンからの初参戦ながら現在見事にランキング4位にいる武井。参戦初年度の残りレースはあと2戦。自身の結果とライバルの動向により、ポディウムも十分に狙える位置にいる。
こうして終了した第5戦公式予選の結果は、#26 高木が連続ポールポジションの記録を再び更新。2位には高木と僅か0.052秒差で#1 伊橋、3位は終了3分前に飛び込んで#9 武井、4位 #44 平川、5位 青山 光司、6位都筑 善雄という上位6台となった。現在トップの後ろ僅か1ポイント差でランキング2位の#25 都筑晶裕はこの予選で7位。決勝本番に懸けることだろう。
第5戦決勝レースは、このあと本日3:25pmスタート。雨天が予想された今週末の岡山国際サーキット。空はみるみる青空を取り戻し、太陽の日射しで気温も更に上昇。最終戦前日の第5戦決勝、熱い戦いになりそうだ。
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2007年9月1日(土):第5戦 - 決勝
天候:晴れ 気温:32°C 路面温度:37°C
午前中の予選を終えて5時間30分が経過した3:15pm、第5戦の決勝スタートが目前に迫り、21台の911 GT3 Type997がコースインした。
雲の多い空模様ながら、29°Cだった予選時から気温も32°Cまで上昇。さらに湿度の高い気候の中で15周の決勝レースがスタートした。ポールポジション #26 高木 真一と2番手スタートの#1 伊橋勲によるフロントーロー対決は今シーズン4回目。この第5戦で先に第1コーナーに飛び込んだのは#26 高木だった。
普段はスタンディングスタートが苦手と語っていた高木だったが、この日は絶好のスタートを決め、シグナルがブラックアウトした直後から#1伊橋を明らかにリードし、高木、伊橋の順で第1コーナーをクリア。3番手に#9 武井、4番に#44 伊橋までが予選通り。6番スタートの#24 都筑善雄と7番からの#25 都筑晶裕は、それぞれポジションを1つ上げるオープニングラップとなった。
そのまま2周を終えたあとの第1コーナー。#44 平川が前を走る#9 武井を見事にオーバーテイクし3番手にポジションアップ。
さらに#24 都筑善雄もこれに続いて#9 武井をパスし4番手になり、ここまでの順位は#26 高木、#1 伊橋、#44 平川、#24 都筑善雄、#9 武井、#25 都筑晶裕という上位6台となった。ところが3周目、3番手に上がった#44 平川がジャンプスタート判定により、5周目にドライブスルーペナルティを喫し、大幅に順位を落としてしまった。
ラップタイムは、トップの#26 高木だけが1分36秒台で周回していることで、1分37秒台の2番手#1伊橋と序盤から少しづつ差が出始めた。さらにその後ろ3〜5番手は1分38秒台の走行が続いたことで、#1伊橋以降にも明らかなギャップが生まれ始めていた。
レースはこのまま周回を重ね、9周目を終えた段階で#26 高木と#1 伊橋のギャップは6秒。その後は毎周回ごとに1秒づつギャップが増える展開。また、2番手#1伊橋の後方で序盤から3位争いを続けている3台とのギャップも大きく開いた形で周回は進んだ。
残り3周となった13周目。ここまで8周に渡りテールトゥノーズの接近戦で3位争いを繰り広げている#24 都筑善雄、#9 武井、#25 都筑晶裕に動きが起きた。4番手走行中の#9 武井が前を走る#24 都筑善雄に勝負をかけようと挑んだ第4コーナー立ち上がりで、オーバースピードによる痛恨のコースアウト。しかしこれで#9 武井が落とした順位は1つ。8周に渡ってバトルを展開した結果、気がつけば6番手以降に大きな差を作っていたことで、すぐ後ろの#25 都筑晶裕にポジジションを譲るに留まった。
そして15周の決勝レースはフィニッシュを迎えた。上位6台は1位から#26 高木、#1伊橋、#24 都筑善雄、#25 都筑晶裕、#9 武井、#27 青山光司の順となった。
さあいよいよ明日は2007シーズン最終戦。今日の第5戦の結果でチャンピオンの行方は、#26 高木 91ポイントと#25 都筑晶裕 82ポイントという2人の争いに絞られた。過去最多のエントリー数となった今シーズンの頂点に輝くのは果たして高木か都筑か!
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天候:晴れ 気温:33°C 路面温度:39°C
昨日行われた第5戦に続き、ダブルヘッダー戦でシーズン最終戦を迎える今日、いよいよ Porsche Carrera Cup Japan 2007のチャンピオンが決定する。この最終第6戦は、ポルシェが、常により高い性能を追求する姿勢を、世界的パートナーであるミシュランと共有していることをあらわすイベント ”MICHELIN Challenge” として開催された。
予選が行われないダブルヘッダー戦後半ラウンドのスターティンググリッドは、前日の決勝中に記録されたベストタイム順が予選結果として適用され、この最終戦のグリッド順はポールポジションから順に#26 高木真一、#24 都筑善雄、#25 都筑晶裕、#44 平川晃、#9 武井真司、#27 青山光司という上位6名を含む20台が整列した。これにより、#26 高木はPCCJ 2007年シーズン全6戦でポールポジション獲得という素晴らし記録を残すこととなった。尚、昨日の第5戦を見事2位でフィニッシュし、このグリッドでは 2番目をゲットしていた#1 伊橋 勲だったが、残念ながらこの最終戦はリタイヤとなってしまった。
11:00am、薄曇りの天候ながら 32C°にも達する気温と高い湿度の中、15周で行われるPCCJ 2007シリーズ最終第6戦決勝のシグナルがブラックアウト。遂にスタートが切られた。大きな混乱もなく全車が第1コーナーに飛び込む。上位陣の1位から 4位はグリッド通りの通過となったが、6位スタートの#27 青山が前の#9 武井をパスしてポジションを一つ上げた。
オープニングラップの次の周回、#26 高木は早速唯一の1分36秒台で快走。3周目には1'36.372を記録し、昨日第5戦の決勝時も含めて最速タイムを叩き出した。この時点で2位以下上位陣のタイムは1分37秒後半から38秒台となっており、5周終了時点で1位 #26 高木と2位 #24 都筑善雄の差は4.002秒となっていた。
2 位を走行する#24 都筑善雄は、前日の第5戦に引き続き、現在シリーズランキング2位の弟 #25 都筑晶裕を後ろに従える形でのレース運びとなり、この岡山大会ダブルヘッダーでは2戦とも好調を持続した走りを披露している。一方兄の背後でチャンスを伺う#25 都筑晶裕は2秒以内のギャップに留める走りで3番手を走行し兄の善雄を追う。
徐々に太陽が雲間から覗く頻度が増し、スタート時よりも上昇した気温の中、カレラカップパイロット 20名の勝負には暑さとの戦いも加わったが油断のない走りが続いた。上位6名も自身のポジションをキープしていたが、10周を過ぎたころトップ#26 高木と2番手 #24 都筑 善雄とのギャップは7.640秒となり、前日に続いて#26高木はプロドライバーの貫禄あるテクニックを披露し再び独走状態を築いた。
そしてフィニッシュ。33℃の真夏日のなかで行われた PCCJ2007最終戦の結果は、#26プロドライバー高木がそのテクニックによって前日第5戦を含む岡山2戦を見事制した。2位には、前日の3位フィニッシュから更に1つ順位を上げて#24 都筑善雄が獲得。そして#25 都筑晶裕が3位フィニッシュを遂げたことで、今シーズン初めて都筑兄弟揃ってのポディウム表彰が実現した。4位には昨日11位ながらベストラップ順で4位スタートとなった#44 平川がそのポジションを守りきった。以下5位には#86 藤井芳樹、6位に#9 武井という上位6名となった。
年間ランキングでは、シーズン6戦中5戦で優勝を飾る鮮やかな成績で#26 高木が見事シリーズチャンピオンに輝いた。2位には全6戦中ポディウムを逃したのは僅か1回という素晴らしい成績から#25 都筑晶裕が獲得。そして3位は昨シーズン2位の#44平川がトップアマチュアのベテランパワーを発揮しての獲得となった。
こうして過去最多26台のエントリーとなった2007年シリーズは終了した。これまでで最もエキサイティングな展開によって、随所で白熱のバトルが繰り広げられた今シーズンのPorsche Carrera Cup Japan。残るは、もう一つのPCCJ初のビッグイベント「F1日本GPでのサポートレース開催」を9月28日(金)〜30日(日)に控えるだけとなった。シーズン終了後のスペシャルラウンド開催によって白熱のレースは再燃する。
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2007/9/5