ポルシェカレラカップジャパン 2007 第4戦 レースレポート
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会主催による、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2007年シリーズ第4戦が、ツインリンクもてぎ(栃木県)にて2007年7月1日(日)に開催されました。
2007年7月1日(日):第4戦 - 予選
天候:晴れ 気温:26° 路面温度:33°
富士で行われた波乱のダブルヘッダー戦から1ヶ月。舞台はツインリンクもてぎ(栃木県)に移り、Porsche Carrera Cup Japan 2007 第4戦の予選が行われた。
今回は日曜日の午前に予選、午後には決勝レースが行われる1Day開催となる中、梅雨時期ということで前日のフリー走行終了直後からポツポツと小雨が降り始めた茂木だったが、この日曜日には湿度こそ高いものの晴天での開催となった。
9:20am、2007年シリーズエントリー全26台によって予選は開始した。はじめにコースインしたのはTeam KAWAMURA の2台である#26 高木 真一と#27 青山光司。 高木はアウトラップ直後の周回で早速2’00.400というタイムを記録し、さらに高木はそこから2周後のラップで1’57.153を叩き出し、予選序盤からプロドライバーの腕を披露する素晴らしいアタックでコントロールラインを通過していった。
その次には#66 田中和幸が2’01.336で通過したが、その直後には現在ポイントランキング1位の#25 都筑 晶裕が2’00.850、そしてランキング2位の#44 平川 晃が2’00.894というタイムをそれぞれ記録してきた。しかしここまでダントツのベストタイムは高木の1分57秒台。2番手タイムとは実に約3秒という大きなギャップが生まれていた。
とその時、タイミングモニタ上の2番目に割り込んできたのは#1 伊橋 勳。1’57.952というタイムで一気にトップタイム高木の0.799秒差に付けてきた。しかしこの状況を高木は予想していたかのように、次の周回では更にタイムを更新、1’56.947という唯一の56秒台に乗せ、伊橋を1秒以内に寄せつけない1.005秒の差を確保し、高木、伊橋の両名はこの時のタイムで予選アタックを終了した。そして同じときにタイムを更新して3番手に付けてきたのは2’00.284の#44 平川。しかし直後のラップでは#27 青山が2’00.216で3番ポジションに入ってきた。
20分間の予選もいよいよ終了3分前に迫ったころ、#25 都筑 晶裕が2’00.041を記録、さらにその次の周回では1’59.833を叩き出し、現在のポイントランキング1位というポジションを他に明け渡すつもりのないことを、予選アタックの姿勢によって周囲に知らしめる連続アタックを披露し見事予選3番手を獲得した。
こうして予選は終了。これで高木は2007年シリーズの開幕からここまでの4戦全てでポールポジションを獲得。そして2番手 伊橋と決勝でのフロントロー対決はこれで3回目となる。さらに2列目には現在ランキング1位の#25 都筑 晶裕、好調を伺わせる#27 青山。3列目にランキング2位の平川、そしてこちらも好調な走りを見せた#24都筑 善雄という上位6台が決定。このあと同日午後1時36分から決勝レースは行われる。
2007年シリーズ後半戦突入となる第4戦。スタート直後から激しいポジション争いが予想される。直角コーナーが連続しブレーキング、ステアリングワーク、アクセルオンのタイミングがシビアなツインリンクもてぎで栄冠を手にすパイロットは誰か。
2007年7月1日(日):第4戦 - 決勝
天候:晴れ 気温:29° 路面温度:39°
午前の予選セッションから約4時間が経過した午後1時30分、Porsche Carrera Cup Japan 2007 第4戦の決勝レーススタートが迫っていた。
予選時よりも太陽がコースを照らす頻度も増し、気温が更に上昇した午後の決勝セッション。夏日となった天候は車両への負担に加え、コクピットに収まるカレラカップパイロットの体力や集中力にも影響する暑さをもたらしていた。
1:48pm、15周で争われる第4戦決勝レースのフォーメーションラップ開始。予選後に2台がリタイヤとなったため、この決勝は24台によって争われることとなった。そしてプロドライバー#26 高木 真一とディフェンディングチャンピオン #1伊橋 勳の今シーズン3回目のフロントロー対決を含むレースはスタートを切った。アウト側の高木がやや出遅れる横を、イン側の伊橋が僅かにリードして向かう第1コーナー。クリッピングポイント付近でサイドバイサイドの接近となったが高木がアウト側から先頭に立った。3番手には#25 都筑 晶裕、続いてポジションを1つずつ上げた#44 平川 晃と#24 都筑 善雄、スタートで出遅れた#27 青山 光司が6番手という上位グループの順で全24台がコーナーを抜けた。
トップ争いの高木と伊橋の2台は、伊橋が高木の背後にピタリと付ける展開。3周目を走り終えた時点で2台のギャップは0.745秒。ラップタイムも1分59秒台同士の勝負が続き、2周目は伊橋が1’59.600、高木が1’59.728。3周目、今度は高木が1’59.604、伊橋が1’59.695という具合に、100分の1秒の戦いが繰り広げられた。3番手以降のポジション争いも都筑 晶裕、平川、都筑 善雄、そして青山をパスした#66田中 和幸、青山までが付かず離れずの攻防となり、5周目には5位走行中の都筑 善雄が前を走る平川をパスしポジションを上げた。
先頭2台による1分59秒台の攻防も5周目まで続いたが、伊橋が6周目に2’00.820を記録したあたりからギャップは徐々に差がつきはじめ、9周目には高木が伊橋の6秒先を走るようになっていた。この間も4位都筑 善雄に対して5位平川は1秒以内の接近戦を続け、平川も6位田中のプレッシャーを1〜2秒後ろに感じてのレースが繰り広げられた。
その後、高木と伊橋のギャップはリタイヤ車両やバックマーカーをパスするタイミングなどで一時は3秒台まで詰まったが、そこはプロドライバー高木が冷静なドライビングを続け、ファイナルラップへ入るまでの残り周回を全て2分00秒台で走り切り、伊橋との間に7秒のギャップを保ち見事今シーズン3度目の優勝を手中に収めた。
3位〜5位のグループもファイナルラップまでの間、常に1秒〜2秒のギャップ内による戦いが続き、どのコーナーでも一瞬のブレーキングミスがポジションチェンジとなりうる、目が離せない展開が続いた。結果3位には現在シリーズランキング1位の#25 都筑 晶裕、4位は都筑 善雄という兄弟でありチームメイトの2名が入り、5位に#44 平川 晃、6位 田中 和幸という順位となった。そして今回のファステストラップポイントは5周目に1’59.107を叩き出した#26 高木 真一が獲得し、これでここまでの全戦でファステストラップポイントを獲得し続けるという鮮やかな成績を残している。
次戦は2007年シーズンを締めくくる残り2戦となる第5戦、そして最終戦の第6戦。岡山国際サーキット(岡山県)を舞台に再び土曜/日曜で2戦を行うダブルヘッダー戦が今シーズンのチャンピオンを決定する。今日の第4戦で高木と都筑 晶裕は互いに68ポイント同士と並び獲得成績順によって高木がトップに立った。さらにこの6ポイント後ろには#44 平川が62ポイントで追随。波乱と激戦が交錯するダブルヘッダー戦にどんな結末が待っているのか。それは9月1日/2日の岡山戦で明らかになる。
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2007/7/2