Porsche

アーカイブ  2006


ポルシェの監査役会が人事担当部門のダイレクターにトマス・エディヒを任命

シュツットガルト. ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)の監査役会は、人事担当部門のダイレクター、ハロ・ハーメル(64歳)の後任としてトマス・エディヒ(44歳)を取締役に任命しました。

ハロ・ハーメルは取締役会のメンバーとして、1990年代に実施されたポルシェAGの雇用政策において中心的な役割を果たしました。彼はフランクフルトにあるSchool of Vocational Welfareを卒業した後、Standard Elektrik Lorenz AGの人事および福利厚生部門でキャリアを積み、1982年に人事部長としてポルシェAGに移りました。1987年には人事部門の総責任者に選ばれ、その 5年後に人事担当役員として取締役会のメンバーになりました。

ハーメルは1990年代に日本式生産方式を導入した際に、生産部門の約2,000名の人員削減を実施しました。しかし、このハ-メルが行った一連の措置に対しても、労働者代表と彼が対立することはなく、同意を得たうえで進められました。その結果、経営陣と従業員の間に協力関係が生まれ、それがその後のポルシェの成長に好ましい影響をおよぼしたのです。2000年と2005年には、5年間の雇用を保証する労使契約が結ばれていますが、いずれの場合も合意に先立ち、従業員が生産性と柔軟性の向上に努力し続けることを宣言しています。他にもハーメルのもとで、5階層から3階層への管理レベルの削減、管理職の世代交代、将来の管理職への道を開く戦略的な人事管理の確立などが実施されました。

監査役会会長のProf. Dr.ヘルムート・ジーラーは、長年にわたるハーメルの人事担当役員としての働きを賞賛して次のように述べています。「ハロ・ハーメルは、会社への並外れた忠誠心だけではなく、対立を効果的かつ穏便に解決する特別な才能を発揮して見事な成果をあげました。さらに、会社と完全に一体となった目的意識の高い管理職の養成に成功しました。今日ポルシェがヨーロッパでもっとも尊敬と人気を集める雇用主のひとつとみなされている事実は、間違いなくハロ・ハーメルの功績によるものです。この点について、監査役会、取締役会、株主一同はハーメルに深い感謝の意を表します」。

Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキングは、取締役会を退任するメンバーが成し遂げた経営陣と従業員の前向きな協力関係に言及し、その献身ぶりを強調しました。「困難なリストラの時期を通じて、ハロ・ハーメルは従業員に組織再編の考えを納得させることに成功し、今日のポルシェの強さを生み出すことになる相互の尊敬と信頼に基づく企業文化を確立しました。私達はこれからトマス・エディヒと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。彼ならきっと、前任者の成果を滞りなく継続させてくれることでしょう」。

トマス・エディヒは1961年10月8日にシュトゥットガルトで生まれ、1986年にカールスルーエにあるUniversity of Cooperative Educationの経営学部を卒業した後に、シュトゥットガルトのAlcatel SEL AGに入社しました。1998年には同社の人事担当の取締役となり、2002年にはパリのAlcatelにおいて執行理事に任命されました。その後 2006年4月1日にはボンのDeutsche Telekom AGに移り、T-Com社の部門評議会のメンバーとして人事と組織問題を任されました。エディヒは、2007年5月からポルシェAGにおける人事部門の管理を任されることになります。

2006/7/31