ポルシェが売上高、販売台数、生産台数にて新記録達成を目指す
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)は、2006年7月31日を期末日とする2005/06年度の業績において新記録を達成する見込みです。
本年度の年初来10ヶ月間で、プレミアムスポーツカーメーカーであるポルシェは、生産台数、販売台数、売上高のいずれにおいても成長を果たしました。 2005年8月1日から2006年5月31日までの期間に、ポルシェグループの連結売上高は前年同期比15.3%増の59.6億ユーロに達し、さらに営業利益も伸びています。
ケイマンSが世界的な成功を収める
今年度の年初来10ヶ月間で、グループ全体の販売台数は14.2%増の79,564台に達しました(前年度は69,685台)。この成長に貢献している一番の要因は、新世代のスポーツカーが成功したことです。5月末時点で911モデルレンジの販売台数は、21.4%増の27,896台を記録しました。ボクスターモデルレンジの販売台数は87.8%増の22,846台で、この中には2005年11月にデビューを果たしたばかりのミッドシップのニューモデル、ケイマンSの10,883台が含まれます。さらに5月に生産が終了したハイパフォーマンススポーツカー、カレラGTも353台が販売されました(前年度は 549台)。
カイエンは2005/06年度の最初の10ヶ月間でも優れた販売実績を残しました。このスポーツオフロード車の販売台数は28,469台で、前年同期と比べてもわずか16.3%減にとどまりました。同カテゴリーのライバル達が販売拡大のための値引きを行う中で、ポルシェはそれに頼らずにこのレベルを達成したのです。
生産台数が大幅に増加
ポルシェの生産台数もやはり増加し、今年度の年初来10ヶ月間で前年比16.8%増となる85,160台が生産されました。911モデルレンジの生産台数は29,905台(29.8%増)、カイエンは29,711台(12.2%減)、ボクスターとケイマンSは63.1%増の25,254台(内、ケイマン S12,887台)を記録。またカレラGTについては290台が生産されました(前年度571台)。
こうした成長の結果、ポルシェグループはまたも新たな雇用を生み出しました。CTS 車両ルーフシステムGmbH (CTS Fahrzeug-Dachsysteme GmbH)(本社:ドイツ、ビーティッヒハイム -ビッシンゲン)の売却を考慮に入れても、従業員数は前年同期と比べて367名も増加し、11,149名に達しました。CTS 車両ルーフシステムGmbH とその約900名の従業員は、今日ではマグナ・インターナショナル社(本社:アメリカ、オンタリオ州オーロラ)の傘下に入っています。売却の効果は 2005/06年度後半に現れました。この10ヶ月間でのポルシェグループ内の投資額は、ファイナンシャル・サービス部門も含め合計8億1,430万ユーロに上り(前年度8億580万ユーロ)、再び高いレベルとなっています。
今後の展望
2005/06年度の通期で見ると、ポルシェは販売台数、売上高、利益の面でこれまでにない新記録を達成する見込みです。販売台数は最終的に90,000 台を超えることが期待されています。ちなみに前年度の販売台数は88,379台でした。売上高も新記録を更新すると思われますが、CTSの販売など、いくつかのマイナス要素も考慮しなくてはなりません。さらに、新しいスポーツクーペ「パナメーラ」の開発へ巨額な投資を続けていることも、今年度以降にその影響が現れてくるはずです。
2006/07年度には、この夏から世界市場に相次いで投入されるニュー911 GT3とケイマンのベーシック・バージョンにより、業績は更に弾みがつくと考えられます。中でも、ヨーロッパの正規販売店から販売が開始されるニュー 911ターボには、大きな期待が寄せられており、順次その他の地域でも投入されます。ポルシェはスポーツカーの頂点に位置するこのモデルの来年度の世界販売台数を、6,000台と予測しています。
2006/6/29