ポルシェが自動車の設計を始めてから75年(3)シュトゥットガルトの設計事務所からアウトウニオン(Auto Union)のレーシングカーや VW「ビートル」が送り出される(1)
フェルディナンド・ポルシェ率いるチームは発足当初12名、最初から自動車技術全般を幅広くカバーしていました。その後数年のうちにこの設計事務所からアウトウニオンのグランプリレーシングカーやフォルクスワーゲン「ビートル」などの伝説的な車が生み出されます。ポルシェ事務所は自動車技術の最も重要な出発点のひとつとなると同時に、ドイツにおける大衆モータリゼーションへの道を準備したのでした。
すでに最初の年にポルシェ博士はケムニッツの自動車メーカー、ヴァンダラーのために6気筒中型リムジンと新しい直列8気筒エンジンを開発しています。続いてツヴィッカウのホルヒ社のためにスイングアクスルを、ツィッタウのフェノメン社の依頼でトラック用空冷5気筒星型エンジンを設計しました。そのほかにも、ツュンダップ GmbHのために小型車を開発。この車はリアエンジン、バックボーンフレーム、リアアクスル前に配置したトランスミッションなど、後のフォルクスワーゲン(ビートル)の方向性を示すものでした。また、自動車の歴史上画期的な出来事として、1931年8月10日に特許を出願したトーションバー式サスペンションが挙げられるでしょう。このトーションバーはその後何十年もの間世界の自動車メーカーで採用され続けました。
2006/4/14