Porsche

アーカイブ 2005


ポルシェがルーフシステムサプライヤーを売却

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)は、CTS 車両ルーフシステムGmbH(本社:ドイツ、ビーティッヒハイム-ビッシンゲン)をマグナ・インターナショナル社(本社:アメリカ、オンタリオ州オーロラ)に売却いたしました。CTSは自動車業界におけるルーフシステムのトップサプライヤーのひとつで、このたび売却額約1億7,000万ユーロで新旧親会社による売買契約が締結されました。今回の売買契約はEUの反トラスト規制当局による承認を必要とします。

CTSはポルシェAGと当時のダイムラー・ベンツAG(現ダイムラー・クライスラーAG)によって1996年に設立され、2003年9月にポルシェの完全子会社となりました。この間にCTSは順調に業績を拡大し、数多くの自動車メーカーと取引を行いました。また同じ時期、ポルシェも自動車メーカーとしての中核事業で好調に実績を積み重ね、その分野に特化した戦略的再編を必要としていました。ポルシェと他のメーカーとの競争は次第に激しさを増し、独立系の自動車サプライヤーの傘下で事業を展開することがCTSにとってもメリットと判断されました。

ポルシェAG社長兼CEO、Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキングは次のように述べています。「この決定は双方に利益をもたらすことでしょう。ポルシェは完成車の開発、生産、販売といった中核事業に完全に集中できるようになり、一方でマグナという新パートナーを得たCTSも、新たな成長の可能性を探ることができます。ルーフシステムはポルシェにとって極めて重要です。今回の売却によってポルシェは引き続き最高品質のシステムの供給を受けることが可能になります」。

マグナのジークフリート・ヴォルフ副社長も、マグナ・グループ内でのCTSの成長を確信して、次のように述べています。「CTSはルーフシステムの技術をリードする企業のひとつです。私たちはこの分野が大きな成長の可能性を秘めていると考えています。CTSの顧客ベースをさらに世界的規模へと拡大することで、私たちは現在持つ能力とともにこの技術を強化し、ルーフシステム分野での成長を目指します」。

CTS 車両ルーフシステムGmbHはソフトトップやハードトップ、そしていわゆる格納式ハードトップの分野で世界をリードするサプライヤーのひとつで、主要取引先にはポルシェやダイムラー・クライスラーに加え、フェラーリ、ゼネラルモーターズ、サーブ、プジョー、オペルが含まれています。2004年度の売上高は 4億1,700万ユーロで、ドイツとアメリカの8ヶ所に拠点を構えており、従業員は約1,100人です。

マグナ・インターナショナル社は、世界の自動車サプライヤーの中で最も多角的に事業を展開しています。システム、モジュール、コンポーネントの設計から開発、生産までを総合的に手がけ、さらに北米、南米、欧州、アジアで自動車メーカーや軽トラックメーカーからの委託を受けて完成車の組立て製造も行っています。マグナは22カ国に222ヶ所の生産拠点と58ヶ所の開発拠点を擁し、従業員は82,000人以上にのぼります。

2005/12/5