Porsche

アーカイブ 2004


ポルシェが引き続き成長を記録

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr. ヴェンデリン・ヴィーデキング)は、2003/04年度(2004年7月期)における業績が前年度の記録的水準をさらに上回り、厳しい経済状況の中にもかかわらず再び成長路線を歩み続けていることを発表いたしました。グループ全体の総売上額は、前年度よりも13.9%増の63億6,000万ユーロ、税引き前利益は16.6%増の10億8,800万ユーロに達し、創業以来の記録を再び更新いたしました。またグループ全体の純益(税引後利益)は8.3%増の6 億1,200万ユーロで1株当たりの利益額は前年度の35.20ユーロから38.80ユーロへと再び大きな伸びを示しました。

ポルシェの収益力の高さを特に強く印象付けるものが、キャッシュフロー残高の拡大です。この数値は現金または現金同等物の増減全てをもとに計算されるもので、当年度の残高は前年度よりも19.9%増の16億7,000万ユーロに達しています。また、流動資産額から負債額を差し引いた純流動性資産の残高は、 33.6%増の18億2,000万ユーロとなりました。

2003/04年度におけるグループ全体の年間総販売台数はカイエンの販売が好調だったことにより、前年度よりも15%増加して76,827台に達しました。スポーツカーモデルではライフサイクルの関係で販売台数に減少が見られましたが、カイエンはこれを上回る売れ行きを見せ、販売台数は世界各国のマーケットに導入されて大きな成果を収めた前年度の20,603台から、39,913台に増加しました。911モデルレンジの販売台数は前年比14.7%減の 23,704台となりました。一方で、より付加価値の高いモデルの販売比率が増加する傾向は当年度も続きました。ボクスター・モデルレンジの販売台数は 29.5%減の12,988台でした。またハイパフォーマンススポーツカー、カレラGTは生産初年度を終え、販売台数は222台となりました。

ポルシェが最大のマーケットとしている北米での年間総販売台数は、前年度よりも8%増の31,356台に達しました。その他の輸出マーケットでは全体で 39.4%増の33,295台となり、これを上回る成長率を記録しました。マーケットが全体的に消極的な流れにあるにもかかわらず、ポルシェはドイツ国内でも成長を見せ、販売台数は3.9%増の12,176台に達しました。

2003/04年度の年間総生産台数は、ボクスターのフィンランド生産分8,862台も含め、前年度比で11.3%増の81,531台に達しました。このうちカイエン・モデルレンジの生産台数は、ライプツィヒ工場で段階的に増産が行われた前年度の24,925台から41,149台へと増加しています。また 911モデルレンジの生産台数は9.9%減の26,650台、ボクスター・モデルレンジは28.3%減の13,462台となりました。カレラGTは270 台が生産されています。

ポルシェでは2003/04年度も数多くの新たな雇用を生み出すことができました。当年度末の段階でグループ全体の従業員数は11,668人で、前年度の 10,699人から9.1%増加しています。増員された従業員の大部分を占める939人は、当年度にポルシェと経営統合されたカートップ・システム・グループ(CTS)に所属しています。ポルシェAG単体での従業員数は7,992人で、前年度の8,078人から減少しています。

2005年1月28日にシュトゥットガルトで開かれる株主総会では、2003/04年度の配当として、普通株1株あたり3.94ユーロ(前年度3.34 ユーロ)、優先株では4.00ユーロ(同3.40ユーロ)を割り当てることが議題として提案される予定です。配当金の総額は約6,950万ユーロとなります。これは前年度の総額、約5,900万ユーロと比較して、17.8%増加しています。利益全体に対する配当金総額の割合は11.4%となります。これは決して高い水準ではありませんが、多くの利益を計上することで、将来、研究開発部門へ多額の投資を行うことが可能になります。

新たにスタートした2004/05年度の第1三半期でもポルシェは引き続き業績を伸ばしています。速報値によると、2004年8月1日から11月30日にかけてのグループ全体の売上額は、前年同期比で4.0%増の19億8,000万ユーロ、販売台数は同じく7.0%増の23,546台にのぼりました。特に見事な成果を収めているのが911モデルレンジで、前年同期比18.6%増の8,452台が販売されました。これには次世代モデルとして導入されたニュー 911が大きく貢献しています。カイエン・モデルレンジの販売台数も15.2%増と大きな伸びを見せ、13,011台に達しています。ボクスター・モデルレンジは11月27日の次世代モデル導入を控えていたため、46.7%減の1,916台にとどまりました。2004/05年度の第1三半期における総生産台数は2.5%増の26,823台に達しました。

ポルシェでは2004/05年度の業績についても明るい見通しを示しています。現在世界各国のマーケットで導入が進められているニュー911と次世代型ボクスターは、大きな成功を収めることが見込まれており、ポルシェのスポーツカー事業にいっそうの弾みをつけるものと思われます。これまで以上に魅力あふれる製品プログラムにより、ポルシェでは今年度もさらなる成長を期待しています。

2004/12/14