ポルシェが2004年ドイツマーケティング賞を受賞
カイエン導入に向けた戦略に審査員から高い評価
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)が、ドイツマーケティング協会による2004年「ドイツマーケティング賞」を受賞することになりました。これはマーケティング面での卓越した業績に対して贈られる、ドイツで最も名誉ある賞です。
ドイツマーケティング協会が選定するこの賞は1973年に創設され、これまでバイヤースドルフ、ヘンケル、ミーレをはじめとする各社に贈られてきました。昨年は「ビルト」紙を発行するビルトグループが受賞し、ポルシェはこれに続く32社目の受賞となります。
ポルシェは現在、独立経営の自動車メーカーとしては最も小さい規模ながら、最も優れた収益性を誇り、財務状況は過去10年の間、回復基調を続けてきました。このためにポルシェでは収益性と事業運営に関して新たな基準を策定し、自動車業界の内外から大きな注目を集めました。こうした見事な成果に最も大きく貢献した要素は、ポルシェの卓越したブランドイメージでした。審査員からは、このブランドイメージをさらに洗練することによって、既成の概念にとらわれない手法も含めた独自の路線を、長い間にわたって推進することが可能となり、ブランドイメージにさらなる個性と独自性を加えた点が評価されました。またポルシェブランドが強い独自性を持ちながらも、社会の幅広い層からいっそう強く認知され、高い共感を得ることができた点も認められました。
ポルシェブランドの優位性は、常に独自の力でスポーツカーを造り続けてきた伝統に根ざしています。そしてその成功を支えた要因はパフォーマンス、スポーツ性、個性、ユニークなデザインをはじめとした、ポルシェ ブランドの中核を占めるブランドバリューです。ポルシェAGでは成長志向による、強固なブランドフィロソフィをこの基礎としてきました。その中には一貫した独自のモデルフィロソフィも含まれます。ポルシェの製品ラインアップは長年、911とボクスターのふたつのモデルレンジで構成されてきました。そして2002年にSUVモデルのカイエンをマーケットに導入して大きな実績を収めて以来、それまで他メーカーが優勢を保っていたセグメントの中で、ポルシェは全く新しく開発されたこのモデルに、ポルシェブランドの中核的ブランドバリューを盛り込みました。
そして現在、カイエンは数多くのマーケットリサーチから明らかにされているように、「SUVセグメントのスポーツカー」として受け入れられ、「真のポルシェ」として認知されています。2003/04年度には販売台数が約40,000台に達し、カイエン・モデルレンジこそポルシェの大きな推進力であることが証明されました。
ポルシェAGのCEO、Dr. ヴェンデリン・ヴィーデキングは、このたびのポルシェの受賞に際し、「この賞は、マーケティングでは一貫したコンセプトが、非常に大きな重要性を持つことを示すものです。マーケティングでは時として常識を重視する代わりに、最新の理論や手法、トレンドばかりに頼ることが行われがちですが、自身のアイデアを信じて流行に逆らう手法をとってみる価値もあるのです」と述べています。
また、ドイツマーケティング賞のDr. リューディガー・カピッツァ審査委員長は、「ポルシェが成し遂げた驚異的な業績の回復において、一貫性のあるマーケティング戦略の果たした役割は決して小さくありません。ポルシェの採り入れたグローバルブランドとしての経営戦略は、長期的な事業目標の達成に重点を置いたもので、ポルシェブランドの活性化に貢献しました。またポルシェはSUVモデルのカイエンを導入する際も、ポルシェの中核的なブランドバリューを重視し、未知のセグメントで大きな成果を収めました」と述べました。
授賞式はドイツの「マーケティングデー」にまつわる行事のひとつとして、2004年11月8日にハンブルクで行われる予定です。
2004/9/30