Porsche

アーカイブ 2004


ポルシェ本社に隣接した新ミュージアムを建設

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)では、ツッフェンハウゼンのポルシェ プラッツに面して建てられる新しいビル内に新ミュージアムを開設することを決定いたしました。

新ミュージアムについては、かねてより株主や顧客の皆様、往年のスポーツカーに関心を持つヒストリックカー・ファンなど、多くの方々からもご要望が寄せられており、ポルシェAG役員会ではこれらに応える形で開設を決定しました。
現在のポルシェミュージアムには20台まで展示することができますが、新ミュージアムの展示台数は約80台となり、さらに魅力あふれる展示が可能になります。ワークショップでは訪れる皆さまに、ユニークで価値あるヒストリックカーをレストアする技術もご紹介する予定です。また新ミュージアムが開設されるビルには、多彩なケータリングサービスをはじめポルシェの各部門や外部の団体の皆さまによるイベントのスペースとしても使用可能なスペースも設けられます。

現在のポルシェミュージアムでは約300台の車両を保有していますが、スペースの都合により、レストア済みの車両を定期的に入れ替えて展示しています。このためポルシェではさまざまなヒストリックカーイベントに参加することで、より多くの皆さまにポルシェの伝統とその意義を、実際の姿でご覧いただいてきました。こうした「走るミュージアム」といえる活動は、ポルシェのヒストリックカー関連事業の中心として今後も引き続き行っていく予定です。

シュトゥットガルトのツッフェンハウゼンに本社を置くスポーツカーメーカー、ポルシェの歴史は、あらゆる人々に強い感銘を与えるものです。100年以上にわたり、ポルシェの名は自動車の発展と密接なつながりを持つと同時に、強い影響力もおよぼしてきました。1900年のパリ万国博覧会に出品されて大きな反響を呼んだ「ホイールハブモーター」などの画期的な技術や、フォルクスワーゲン・ビートルの原型となったモデルをはじめとする基礎的な技術は、創業者 Dr.フェルディナンド・ポルシェとエンジニアたちの先進的な業績を示す例です。

ポルシェは1948年にスポーツカーの生産を始め、ポルシェブランドをスタートさせます。そしてポルシェの名とポルシェの製品は世界中に広まります。レースでの数え切れないほどの優勝は、多くのモーターファンをさらに熱狂させるとともに、ポルシェの名を魅力あふれるスポーツカーの代名詞にまで高めました。現在では年間総生産台数も約75,000台に達し、世界最小の規模ながらも、独立経営を守りつづける自動車メーカーとして大きな業績を挙げ続けています。ポルシェが誇る独自の伝統は、こうした成果に大きな役割を果たしています。

ポルシェAGの社長兼CEO、Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキングは、この度の新ミュージアム開設決定について、「ポルシェが受け継いできた財産は私たちの誇りです。そして同時に責任でもあります。私たちは進んでこの責任を果たそうと考えています。新ミュージアムではポルシェの伝統が、確かな場を得ることで、これまで以上に生き生きとよみがえるはずです。そして新しいミュージアムは単に過去を振り返り、創業期の業績を残しておくための場所とはなりません。過去と現在のポルシェに関する知識の全てを集結させた、機能的な施設にしたいと考えています」と述べています。

新しいミュージアムに移るまでの間、ポルシェのヒストリックカーは現在のポルシェミュージアムで引き続きご覧いただくことができます。開館時間は月~金曜日は午前9時~午後4時、土・日曜は午前9時~午後5時までとなります。

新ミュージアムの開設により、ツッフェンハウゼンのポルシェプラッツには、工場やポルシェセンター、ウェアハウスをはじめとした既存の建物だけではなく複合施設としての新たな魅力が加わります。新しいミュージアムは来年着工の予定で、ポルシェでは現在、新しいビルのデザインコンペティションの準備を進めています。

2004/8/4