ポルシェ研究開発センターでフェリー・ポルシェ賞授賞式
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr. ヴェンデリン・ヴィーデキング)とドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州文化青年スポーツ省は、2003年のフェリー・ポルシェ賞受賞者242人をヴァイザッハにあるポルシェ研究開発センターに招き、授賞式を行いました。1998年に他界したフェリー・ポルシェの名をとったこの賞は2001年に始まり、バーデン・ヴュルテンベルク州のギムナジウムで数学、物理学、機械工学を専攻し、この年修了する学生の中から、特に優れた成績を残した人たちに贈られるものです。
この賞の最も大きな目的は、機械工学をはじめとした科学分野への学習に取り組むことを多くの学生に奨励してポルシェという一企業ばかりでなくドイツ全体のために、高度な教育を受けた若いエンジニアや科学者たちを後押しすることです。
Dr. ヴィーデキングは授賞式での挨拶で「ビジネス拠点としてのドイツの将来的な産業競争力について考えた場合、次の世代を担うエンジニアや科学者たちの高い能力は、それに必要とされるコストよりもはるかに大切な要素となります。古くからの工業先進国、または近年になって競争力を伸ばしてきた新興国との競争を生き抜くうえで、大きな切り札となるものは知識です」とスピーチしています。また、こうした分野において優れた才能を持ち、学校での教育を終えてもさらに学ぶことを選んだ学生ならば、先行きの雇用情勢やこれから自らが積み重ねていくキャリアについて心配する必要はないとも述べています。
ドイツではテクノロジーの危険性が大きな議論を呼ぶにつれて、科学に関心を持つ若い人たちが激減しています。バーデン・ヴュルテンベルク州はこのような傾向に対して教育政策の見直しを行い、ドイツの州政府としては初めて、学生に数学や情報技術、科学、テクノロジーの分野について学ぶことを奨励した州です。
バーデン・ヴュルテンベルク州文化青年スポーツ省の Dr. アンネッテ・シャーヴァン大臣は、「私たちはテクノロジーにより大きな関心を持つことが必要です。そして新たな発見に対する喜びや、将来に対してさらに大きな期待を持つことが必要です。私たちが今求めているものは、問題を解決しながらひとつの法則を探求することによって、新しいものを作り出すことのできる人材です」と述べ、受賞者に向けてこれからも科学分野を学び続けるように激励しました。
受賞者には賞状とフェリー・ポルシェの伝記、ポルシェAGからの記念品が贈られる他、将来の就職先としてポルシェを体験し、キャリアの基礎を作るための機会も与えられます。
授賞式では、ポルシェAGの株主で監査役でもあるフェリー・ポルシェの末男、Dr. ヴォルフガング・ポルシェから5人の学生に、アメリカで行われる研修のための奨学金が授与されました。受賞者はクリストフ・ベヒェレル君(オッフェンブルク工科ギムナジウム)、マティアス・ドイバー君(ゲーラブロン・ギムナジウム)、ヨッヘン・エッグラー君(ヴェルフェン・ギムナジウム、ラーヴェンスブルク)、クリティーナ・エッシャーさん(ゲオルク-ビュヒナー・ギムナジウム、ヴィンネンデン)、ローベルト・ガイスベルガー君(ヴェルトハイム職業学校センター)でした。
この5人は2004年夏に、アメリカ・ジョージア州アトランタに本拠を置くポルシェの子会社、ポルシェ・カーズ・ノース・アメリカで4週間を過ごし、実際の職場で職業体験を積む予定です。
2004/3/16