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ポルシェ モータースポーツニュースレター:2010年5月ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)のモータースポーツニュースレターでは、世界各国のポルシェモータースポーツに関する情報をお伝えいたします。

ニュルブルクリンク24時間レース:ポルシェは速さを見せつけるも残念な結果に

ニュルブルクリンク24時間レースにおいて、ポルシェ911 GT3 R ハイブリッドは8時間にわたってレースをリードしました。しかし、ゴールおよそ2 時間前にエンジントラブルが発生し、「走る実験室」の快進撃はストップしました。その時点まで、革新的なハイブリッドシステムを搭載した911は驚くほどの効率の高さを見せつけ、おおむね一回あたりの給油でライバル達より1~2ラップ以上も多く周回していました。5連覇に挑戦したマンタイ・レーシングのポルシェ911 GT3 Rは、スタートから7時間半にわたってトップを走っていましたが、他車との接触でリタイアを余儀なくされました。これに対し、プロダクションモデルのポルシェ911 GT3 RSは総合13位に入り、期待を大きく上回る成果を挙げました。

アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS):ポルシェのペアが優勝し、ポイントランキングをリード

5月22日に開催されたALMS第3戦ラグナセカでは、最後にクライマックスが待っていました。ゴール直前、それまでトップを走っていたBMWを、フライングリザード・モータースポーツのポルシェ911 GT3 RSRを駆るパトリック・ロングが抜き去り、6時間に及ぶ闘いをわずか0.3秒差で制しました。ロングとペアを組んだのはイェルク・ベルクマイスターです。今シーズン2勝目を挙げたこのワークスドライバーのペアは、ポイントランキングの単独トップに立っています。LMPクラスでは、マッスルミルク・サイトスポーツからRSスパイダーで出場しているクラウス・グラフ/サシャ・マーセン/メモ・ギドレー組が、総合2位に入りました。

ル・マン・シリーズ(LMS):リーブ/リーツ組が見事な走りで2勝目

5月9日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたル・マン・シリーズ第2戦において、沈着冷静で才能あふれるマルク・リーブ/リヒャルト・リーツ組は見事な走りを見せました。雨の中で何台ものライバル達がコースアウトし、レースが約1時間にわたって中断されたことで、各チームは戦略の見直しを迫られました。しかし、2人のワークスドライバーは動じることなく、フェルベマイヤー・プロトン・チームのポルシェ911 GT3 RSRを駆って今シーズン2勝目を挙げました。

FIA GT3ヨーロッパ選手権:ベルクマイスター/クニール組が優勝と表彰台獲得

5月2日にイギリスのシルバーストーンで開催されたFIA GT3ヨーロッパ選手権の開幕戦は、見ごたえのあるレースとなりました。残り2ラップとなったところで、トラックスピード・レーシングのポルシェ911 GT3 Rを駆るティム・ベルクマイスターが三つどもえの闘いを制して優勝しました。パートナーは、スーパーカップに出場しているシソ・クニールです。続く第2レースでも、彼らは3位に入っています。5月22日と23日にブルノで開かれた大会は雨に見舞われ、プロ・スピード・コンペティションのポルシェ911 GT3 Rを駆るマルコ・ホルツァー/パウル・ヴァン・スプルンテレン組が、第4レースにおいてポルシェ勢の最高位となる6位に入賞しました。

インターナショナルGTオープン:シーズン折り返し点で2組のポルシェチームがトップ3に

12戦中6戦を終えた時点で、アウトールランド・スポーツからポルシェ911 GT3 RSRで出場しているリヒャルト・リーツ/ジャンルカ・ローダ組がランキング2位につけています。さる5月22日にイモラで開催された第5戦では、このオーストリア人とイタリア人のコンビは3位に入りました。同じくポルシェをドライブしているパトリック・ピレ/レイモン・ナラック組は、わずかな差でランキング3位につけています。IMSAパフォーマンス・マットミュートのポルシェ911 GT3 RSRを駆るこのフランス人ペアは5月1日にニュルブルクリンクで行われた第3戦で優勝をしています。

FFSAフランスGT選手権:ラルブル・コンペティションが初勝利を祝う

長い伝統を誇るラルブル・コンペティション・チームにとっては素晴らしい週末となりました。同チームのパトリック・ボルンハウザー/ローラン・グロッピ組は、5月8日にディジョンで開催されたフランスGT選手権第5戦で2位の座を確保し、翌日の第6戦ではシーズン6戦目にして初優勝を飾りました。このコンビは、現時点でドライバーズランキングの2位につけています。

イタリアGT選手権:ジャンルカ・ローダがランキングトップに

5月9日に開催されたイタリアGT選手権第2戦において、地元の英雄ジャンルカ・ローダは第1、第2レースとも4位に入り、GT3ドライバーズランキングのトップの座を守りました。ローダはヴォルフ・ヘンツラーとペアを組み、アウトールランド・スポーツのポルシェ911 GT3 Rを駆っています。

ポルシェ モービル1 スーパーカップ:バルセロナでシードラーが優勝、モナコはラストが制覇

伝統あるモナコGPサーキットで5月16日に開催された第4戦において、アル・ファイサル・レヒナー・レーシングのポルシェを駆るルネ・ラストは、ポールポジションからスタートしてそのままチェッカーを受け、オランダ人のジェロエン・ブレーケモレンからポイントリーダーの地位を奪い取りました。その1週間前にバルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットで開催されたレースでは、オーストリア人のノルベルト・シードラーが同シリーズ初優勝を遂げています。

カレラカップ ジャパン:ルーキーの安岡が初優勝

5月2日に富士スピードウェイで行われたカレラカップ ジャパンの第3戦においても、ディフェンディングチャンピオンの清水康弘と新人の安岡秀徒のトップ争いが繰り広げられました。清水選手はポールポジションからスタートしたものの、安岡は6周目にその時点でのファステストを奪うと、7周目の1コーナーでアウト側に大きく膨んだ清水をパスしてトップに立ち、そのままゴール。ガーミン ポルシェ911 GT3カップカーを駆る安岡は初優勝を成し遂げました。これで、ランキング1位の清水と2位の安岡とのポイント差は2点に縮まりました。

カレラカップ アジア:クリスチャン・メンツェルが北京で優勝

今シーズンのカレラカップ アジアにおいても、クリスチャン・メンツェルは無敵の存在であり続けています。スターチェイスの911 GT3カップカーに乗るこのドイツ人ドライバーは、5月22日と23日に北京金港国際サーキットで行われた第3戦と第4戦で優勝しました。

カレラカップ ドイツ:ニック・タンディが勝利を重ねる

カレラカップ ドイツを制するには、ニック・タンディを打ち負かさなくてはなりません。5月23日にバレンシア近郊のリカルド・トルモ・サーキットで開催された第2戦において、フランス人のニコラ・アルマンドは、レース序盤までこのイギリス人ドライバーと同じペースを維持していましたが、タイヤの摩耗によりスローダウンを余儀なくされました。結局、タンディが2位に11秒以上の差をつけて優勝しました。3位には、9位からスタートした22歳のロベルト・ルーカスが入り、ポーランド人としてはカレラカップ ドイツ史上初めて表彰台に上りました。

マットミュート カレラカップ フランス:フレデリック・マコヴィエッキがスパを制す

5月8日と9日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたマットミュート カレラカップ フランスの第3戦では、ラグジュアリー・レーシング所属のフレデリック・マコヴィエッキにとって全てが予定通りに運びました。彼は2レースともポールポジションとファステストラップを獲得して連続優勝したことにより、ポイントランキングのトップに立っています。2位には、両レースともケヴァン・エストルが入りました。エストルは、タイトル争いにおいてマコヴィエッキの最大のライバルであり、現時点でジュニアクラスのポイントリーダーです。

カレラカップ イギリス:マイケル・ケインがティム・ハーヴィの連勝を止める

5月2日に豪雨のブランズハッチで開催されたカレラカップ イギリスの第5戦において、モーターベース・パフォーマンスのマイケル・ケインは、ディフェンディングチャンピオンのティム・ハーヴィを10秒差の2位に抑えました。同日に行われた第6戦では路面が乾き始め、レッド・ライン・レーシングのティム・ハーヴィがケインを抑えて今シーズン5勝目を飾りました。

カレラカップ スカンジナビア:4レースで4人の勝者

カレラカップ スカンジナビアの息もつかせぬ展開には目が離せません。すでに8戦を終えた時点で、エクスランダー・レーシングのロビン・ルドホルムが、2位のフレドリック・ラーソンに1ポイント差をつけてランキングトップに立っています。最近の4レースでは、4人が勝利を分けあっています。スウェーデン南部のクヌートストープで5月8日と9日に開催されたレースでは、エドワルド・サンドストロームとルドホルムがそれぞれ優勝しました。そして5月21日に雨のカールスクーガで行われた雨のレースはディフェンディングチャンピオンのヨッケ・マングスが制し、翌日はフレデリック・ラーソンが勝ちました。

2010/5/31