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ポルシェカレラカップジャパン2019 第6戦(鈴鹿)決勝レポート

ポルシェカレラカップジャパン2019 第6戦(鈴鹿)決勝レポート

ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2019シリーズ第6戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2019年5月26日(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:28度 路面温度:41度(レーススタート時)

今回の鈴鹿は、PCCJとポルシェカレラカップアジア(PCCA)と2つのシリーズが同時進行で公式レースを開催するが、順位やポイントなどは別々のシリーズというレース形式を採用。前日に行われた第5戦はグリッド上にPCCJ21台、PCCA23台と計44台もの911 GT3 Cup がズラリと並ぶ圧巻の風景が広がり、観客の視線を釘付けにした。まさに、世界中で同じ車両を使用したワンメイクレースを開催するポルシェだからこそ実現したレースフォーマットと言える。レーススタートは、PCCJとPCCA車両群の間に約1分の時差を設け各グループが先導するペースカーに率いられる形でのローリング方式を採用。そして第6戦のローリング隊列は第5戦と逆で、PCCJグループはPCCA集団の後方からスタートとなる。

そのPCCJ第6戦のポールポジションを獲得したのは、第5戦と同じくPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 笹原右京。2番手は第5戦でPCCJ自己ベストとなる2位表彰台を獲得した#78 大滝拓也、3番手は現在ランキングトップに立つ#31 上村優太と続く。ジェントルマンクラスは、第5戦の結果により逆転でランキングトップに浮上した#25 内山清士がクラスポールポジションからスタートし、第5戦のポール・トゥ・ウインでPCCJ初優勝を飾った#4 今田信宏が2番手につける。

午後12時にペースカーに先導されたフォーメーションラップからホームストレートに戻ったPCCJのカップカーは、レッドシグナルのブラックアウトで一斉にスタートを切る。ポールポジションの#19 笹原はスタートを上手く決めてトップで1コーナーを駆け抜けていく。2番手の#78 大滝は若干出遅れたため、3番手スタートの#31 上村が2番手に浮上する。このレースにニュータイヤで挑んだ#19 笹原は、2番手以下との差を広げるためペースをアップしていき、2周目にはレースファステストとなる2分3秒844をマーク。4周目には2番手との差を2秒559まで広げるが、5周目に1台のマシンがコースアウトを喫したためにセーフティーカーが導入される。これにより#19 笹原は、ここまでに築いたマージンを失うことになるが、セーフティーカー解除後のリスタートも上手く決めてトップでゴール。「スタートを上手く決め、2周目にレースファストを出せて優勝できたので嬉しいです。この調子を次の富士にも繋げて、連勝を続けて行きたいと思います」と喜びを語る。2番手争いを展開していた#31 上村と#78 大滝は、最終ラップのシケインで接触。#31 上村はそのままストップし、#78 大滝は2位でフィニッシュするもレース後のペナルティで降格。代わって3位でフィニッシュした#60 小河が2位という結果に。#60 小河は、「今回の鈴鹿は厳しい戦いとなりましたが、スタッフと一緒にマシンの調整に取り組んだ結果を最後に残せて良かったです」と、スタッフの労をねぎらう。3位には、昨年の最終戦鈴鹿で優勝を飾った#7 星野敏が入った。

ジェントルマンクラスは、クラスポールポジションからスタートした#25 内山が他のドライバーを圧倒する速さを見せ、ポール・トゥ・ウインで今シーズン2勝目を飾る。「今日はとても調子が良く速さを見せることができ、優勝できて嬉しいです。この勢いでシリーズチャンピオンを狙っていきます」と力強く語る。2位の#4 今田は、「スタートで3番手に落ちてしまいましたが、最終的に2位でゴールできて良かったです」と語る。3位の#3 TAKASHI HATAは、「今日はスタートを上手く決めて今田選手を抜くことができたのですが……」と悔しさを滲ませていた。

PCCJ第7-8戦は富士スピードウェイ(静岡県)で6月15日(土)、16日(日)に開催予定で、ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)、PCCAも併催される。なお、この大会はポルシェエクスペリエンスデイとしてポルシェのDNAともいえるモータースポーツを中心にした特別なイベントで、富士スピードウェイがポルシェ一色に埋め尽くされる週末になる。

2019/5/26